世界最大のたばこ会社、米フィリップ・モリス・インターナショナルは、平成28~29年をめどに、健康リスクの低減が期待される次世代型のたばこ製品を投入する。
開発を進めているのは、通常の紙巻きタイプとは異なり、タバコ葉を加熱して、吸い口から蒸気を吸引する仕組み。成分の約8割は水蒸気で、はき出されると即座に蒸発するため、臭いも少なく、気になりにくいのが特徴だ。
紙巻きたばこに比べて健康面での影響が及びにくい点を科学的に立証するため、米食品医薬品局(FDA)に臨床試験などのデータを提出。
これまでの研究によると、血液のヘモグロビンと結合する一酸化炭素の量が少なくなるため、酸欠状態が起きにくくなることが想定されている。発がん性物質の吸収率も低下するとみられている。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.09.30 14:43:47