冬の電力不足が心配される北海道電力管内で、経済産業省は12月から来年3月まで、数値目標を付けた節電を求める検討に入った。2010年度の電力使用に比べて5~10%の節電幅で調整する。沖縄を除くほかの地域では数値目標をたてずに節電を求める。
節電目標は、経産省の電力需給検証小委員会(委員長=柏木孝夫・東工大特命教授)でまとめる方針案をもとに、政府が11月上旬をめどに決定する。暖房などで最も冬に電気を使う北海道電の管内は、昨冬も全国で唯一、政府が「7%以上減」の数値目標つきの節電を求めた。
今冬の電力利用のピークに、どれだけ供給力のゆとりがあるかを示す予備率について、北海道電は泊原発(北海道泊村)が動かないことを前提に、6・9%確保できるとしている。
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最終更新日
2013.10.10 14:41:12