厚生労働省が28日発表した1月の全国の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0.01ポイント上昇の1.04倍となり、14カ月連続で改善した。2007年8月(1.05倍)以来、6年5カ月ぶりの高水準となった。一方、総務省が発表した労働力調査によると、今年1月の全国の完全失業率(同)は3.7%で前月と変わらなかった。両省は今回の数値公表に合わせ、過去にさかのぼって季節調整値の改定を行った。
緩やかな景気回復や消費税率引き上げを前にした駆け込み需要などを背景に、幅広い産業で求人が増加した。特に自動車が好調な製造業、人材派遣などのサービス業、運輸・郵便業で求人増が目立ち、一部では人手不足感も強まっている。
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最終更新日
2014.02.28 14:42:58