石油輸出国機構(OPEC)は30日、ウィーンの本部で総会を開き、低迷する原油価格の押し上げに向け原油の減産を協議した。
加盟国の減産規模をめぐり対立していたが、OPECの盟主サウジアラビアが決裂回避のため最終局面で譲歩し、日量120万バレル規模の減産に合意した。減産合意は2008年以来8年ぶり。
OPECの協調減産にはロシアなどの非OPEC産油国も協力する構え。産油国は14年から続く原油安に手をこまねいてきたが、合意を受けて原油相場が上昇すれば、日本のガソリン、灯油価格にいずれ波及する公算が大きい。
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最終更新日
2016.12.01 14:15:41