バイデン米大統領は就任後初めて対面で会う首脳に菅義偉首相を選んだ。米中対立のさなか、日本はどこまで米国とともに歩む意志があるのか。首脳会談は具体的なテーマをいくつも挙げ、日本に覚悟を迫るものとなった。日米共同声明(総合2面きょうのことば)での52年ぶりの台湾問題への言及がそれを象徴する。(関連記事総合1、総合2、総合3面、社会2面に)
バイデン氏は16日午後(日本時間17日午前)、ホワイトハウスのローズガーデンで開いた共同記者会見で「我々は中国からの挑戦にともに対応し、21世紀も民主主義国が競争に勝つことを証明する」と訴えた。日本と歩調を合わせて中国に対峙していく姿勢を強調した。
トランプ前大統領が対中批判の先頭に立っていた時代なら、日本はトランプ氏を盾に追従し、中国との正面衝突も避けられた。バイデン氏の期待は日本の並走にある。
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最終更新日
2021.04.18 09:43:02