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テーマ:吹奏楽(3400)
カテゴリ:吹奏楽
開催日:2019.11.10(日) 17:00開演
場所 :須坂市メセナホール(1,124名収容) 名司会と豪華な演出、さらに市民総出の強い集客力で有名な須坂市消防団音楽隊の定期演奏会に行ってきました。 プログラム 第1部 1.君が代行進曲 2.国民の象徴 3.カーペンターズ・フォーエバー 第2部 音楽隊OBOGとの合同ステージ 1.コンサートマーチ テイクオフ 2.祝典序曲 須坂市消防団ラッパ隊演奏 第3部 1.いだてん メインテーマ 2.パプリカ~栄光は君に輝く 3.伝説の「演歌」メドレー 4.宇宙戦艦ヤマト・ハイライト アンコール 5.花は咲く 6.若い瞳~ラデッキー行進曲 レポート 君が代行進曲 今年は皇室の代替わりという一大イベントがあったため、演奏会ではそうした祝賀ムードを盛り上げる選曲が多く見られますが、こちらもそのど真ん中をゆく曲ではなかったかと感じました。 国民の象徴 まずこの曲の演奏前に指揮の福田先生から曲目解説があり、アメリカ合衆国では星条旗と並んでとても親しまれている曲である、曲の中にアメリカ国歌のフレーズが入っているなどの知識を得てから聴くことになりました。そうやって曲の理解度を高めてから聴くとやはり一味違うものだな!と感じた次第です。 カーペンターズ・フォーエバー 故・真島俊夫氏が残した名アレンジの1つと思いますが、かなり古いニューサウンズインブラスにもかかわらず演奏頻度は高めという印象があります。たしかに冒頭のサクソフォーンソロから始まって、エレキギターのソロ、中盤のトロンボーンソロ、終盤のトランペットソロなど見せ場が多く演奏会でやるには盛り上がるので改めて良曲だなという印象を受けました。 コンサートマーチ テイクオフ 1986年の課題曲ですが、冒頭のシンバルのソロ入りはマーチとしては斬新な感じ。冒頭のオーボエソロはとても上品。主題を奏でるホルンも素晴らしい!と聴き栄えがある曲と思います。余談ながらこの曲は、相模原市在住の作曲家である建部知弘氏の作品ですが、ご当地相模原市民吹奏楽団の演奏会で必ず演奏される「ユアーズ」もなんとなくテイクオフと構成が似ており、そういえば!と親しみを感じました。 祝典序曲 冒頭のファンファーレから始まって、それに続くクラリネットのソロから木管群の難解な動きと演奏には高度な技術が必要という印象の大曲ですが、1部~2部を1つのかたまりとして考えた時に、君が代行進曲で始まり祝典序曲で終わるという構成がとてもわかりやすくて良いのではないか?と感じた次第です。 ワシントンポスト 第2部は音楽隊OBOGとの合同ステージでしたが、歴代隊長や今は他のバンドが活躍しておられる方までが一同に介しての大ステージでテイクオフと祝典序曲演奏後にアンコールがかかりました。そこで相当に力強いワシントンポストが演奏された訳ですが、まさに須坂消防の音楽はこれ!というものを見せていただいた感がありました。 須坂市消防団 ラッパ隊演奏 毎年人気のラッパ隊吹奏ですが、改めてラッパの人数がこれだけ揃うとその音圧は相当なもので、だからこそより遠くまで指示を伝達できるのだなと改めて感じた次第です。 いだてん メインテーマ 残念ながら大河ドラマの方は、わからりずらい演出や配役ミスなどが重なり大コケしてしまいましたが、曲に罪は無いということで、かけ声が入ったりコミカルな曲調も楽しく大いにで楽しませていただきました。 パプリカ~栄光は君に輝く パプリカをやるなら踊りは必須ということで、消防団の皆さんとカラーガード隊による華麗な演出が披露されました。続いての甲子園のテーマ。パプリカがぶつ切りの終わり方なので、後ろに別の曲をくっつけて、うまくまとめるという案はなるほどと思いました。 伝説の「演歌」メドレー 演歌といえば津軽海峡冬景色・・・ということで伝説レベルにまでよく知られている演歌のメドレーでした。青函連絡船が運航されている当時から考えると、新幹線が津軽海峡を行き来している現在の様子はちょっと想像できない未来だったのかもとふと思ったりしました。 宇宙戦艦ヤマト・ハイライト ヤマトのメドレーもいろいろありますが、こちらはシンフォニックな路線をつらぬきつつもおなじみのテーマを入れ込んでよくまとめられていると思いました。私的にはコスモタイガーのテーマが入っているのがお気に入りかもしれません。 花は咲く 2011年の東日本大震災の後、いろいろな復興曲が生まれましたが、その中で最も演奏されているのがこの曲と思います。今回は、全国に大きな被害をもたらした台風19号からの復興への願いをこめてということもあり、会場全体で歌うこととなりました。 若い瞳~ラデッキー行進曲 ラッパ隊、カラーガード隊も加わって総動員という感がありましたが、定番の2曲という締めに安心感のようなものを感じた次第。来年またお会いしましょう!のくだりも良かったです。 まとめ 名司会の頻繁な伊東容枝氏の衣装変えが楽しかったり、OBOGとの合同ステージによる大迫力の演奏があったり、カラーガード隊の演出がステキだったり、いろいろな見どころがありましたが、客席もほぼいっぱいでいつもながら盛況な演奏会だなと感じた次第です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 16, 2019 11:51:56 AM
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