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カテゴリ:吹奏楽
開催日:2023.9.17(日) 14:00開演
場所 :信州国際音楽村 ホールこだま(300名収容) 9月14日から開講した上田ウィーンアカデミー2023のアカデミー受講生コンサートに行ってきました。 プログラム 1.フルートアンサンブル ●W.A.モーツァルト/ディベルティメント No.4 Cmaior KV.439b ●W.A.モーツァルト/オペラ「魔笛」よりパパゲーノとパミーナの二重唱 恋を知る男たちは 2.トロンボーンアンサンブル ●A.ブルックナー/エクワール ●F.J.ハイドン/オラトリオ『天地創造』より 大いなる偉業が成し遂げられた 3.クラリネットアンサンブル ●F.レハール/『メリーウィドウ』より ●P.ポンキエッリ/歌劇『ジョコンダ』より 時の踊り レポート フルートアンサンブル 今回のフルートアンサンブルは、オールモーツァルトプログラムということで、ディベルティメントと魔笛との融合感が感じられました。また2曲目の魔笛は、アンサンブルの中からあたかもパパゲーノとパミーナの二重唱が浮き上がって聴こえてくるような印象があり、フルートのやさしい音色とあいまってとても暖かな気持ちになりました。 トロンボーンアンサンブル 1曲のエクワールは、比較的長い音符が連なる楽曲ですが、トロンボーン特有の人の声のようなハーモニー感を1音1音楽しみながらという印象がありました。2曲目の天地創造はトロンボーンの重厚感のあるハーモニーの中に躍動感があって、歌を感じさせるフレーズが印象的でした。 クラリネットアンサンブル 今回も縁あって、チームの一員として参加させて頂きました。「メリーウィドウ」は、吹奏楽版でもおなじみの鈴木英史氏によるおいしいどころ取りのメドレーで、6分弱の曲中におなじみのメリーヴィドウの楽曲群が詰め込まれており、演奏するのも聴くのも楽しい!そんな楽曲でした。また鈴木英史氏が演奏者への配慮したのか、楽曲の都合だったかはわかりませんが、疲れてきてそろそろ休んで立て直したい…と思うところに休符が設けられており、ある意味オアシスのような休符でありがたいところもありました。「時の踊り」は、UWA2023のために新たに取り組んだ楽曲ですが、序奏から入り、夜明けの時、昼の時の踊り、夕べの時の入場、夜の時の入場、終曲と場面が展開してゆく訳ですが、それぞれに難解な箇所はあり、練習での失敗は数えきれない程ありましたが、いろいろな踊りを6分半ほどの尺で見事に囲い込んだアレンジはやりがいも含めてとても楽しいと感じた次第です。 まとめ コンサート終了後、音楽監督のヤイトラー先生から講評をいただきましたが、いつもは演奏者側でいる先生が、今日は聴衆側としてエキサイトした!というお話がありました。そして翌日の52名によるウインドオーケストラによるコンサートへの来場の勧めもありました。またこのアカデミーコンサートはちょっとしたコンクール形式になっており、聴衆のそれぞれの価値観で1票を投じるというシステムになっており、これは出演者にも投票権があります。主催者側からは、心に残った、応援したい、どんなこともでも良いのでいいなと思ったチームに投票をお願いしますとのことで、アカデミーゆえの楽しみ方の1つと言えるかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 18, 2023 09:50:32 AM
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