|
テーマ:管弦楽(52)
カテゴリ:吹奏楽
開催日:2023.12.2(土) 14:00開演
場所 :上田市交流文化芸術センター サントミューゼ大ホール(1,650名収容) アンサンブルNOVA オールモーツァルトプログラムに行ってました。 プログラム 前半 W.A.モーツァルト 1.交響曲第31番 ニ長調 K.297(300a)「パリ」 第1楽章 アレグロ・アッサイ 第2楽章 アンダンテ 第3楽章 アレグロ 2.ピアノ協奏曲第17番 ト長調 K.453 ピアノ:山本貴志 第1楽章 アレグロ 第2楽章 アンダンテ 第3楽章 アレグレット-プレスト ソリストアンコール ショパン ノクターン作品9-2 後半 3.ホルン協奏曲第4番 変ホ長調 K.495 ホルン:田中沙弥 第1楽章 アレグロ・マエストーソ 第2楽章 ロマンス:アンダンテ・カンタービレ 第3楽章 ロンド:アレグロ・ヴィヴァーチェ 4.交響曲第35番 ニ長調 K.385「ハフナー」 第1楽章 アレグロ・コン・スピリート 第2楽章 アンダンテ 第3楽章 メヌエット 第4楽章 プレスト アンコール 5.ワーグナー ヴェーゼンドンク歌曲集 第5番「夢」 レポート 交響曲第31番 ニ長調 K.297(300a) クラリネットが初めて編成に入れられたことで知られる楽曲で、つい半年前の群馬交響楽団 上田定期演奏会-2023夏-に続いての鑑賞となりました。当然のことではありますが、同じ曲でも演奏者が変わればイメージも変わってくるものでNOVAの交響曲第31番をじっくりと楽しませていただきました。 ピアノ協奏曲第17番 ト長調 K.453 ソロピアニストの山本貴志氏を迎えての演奏になりました。これまで山本氏のことは、リサイタルのチラシで何度か拝見して知ってはいましたが、ここまでその演奏を聴く機会が無かったこともあって、どんなピアニストなのか大いに興味を持って聴かせていただきました。印象強かったのは高い音を奏でる時に鍵盤に顔がつきそうになるくらい近づける演奏方法で、これは今まで聴いてきたピアニストには無かったことからら、山本氏の強い個性と感じました。 ノクターン作品9-2 当初影アナで時間の関係でソリストアンコールは行いませんと案内されていましたが、スダーン氏の強い勧めもあってサプライズでアンコールが行われ、山本氏が現在ワルシャワを拠点に活動していることもあってかショパンの楽曲が演奏され、会場がショパンカラー一色に染められた感がありました。 ホルン協奏曲第4番 変ホ長調 K.495 ホルンの田中沙弥氏を迎えての協奏曲となりました。ホルン協奏曲で振り返るに2018年に福川伸陽氏との共演があり、さらに今年3月にはサントミューゼのレジデントアーティストとして訪れた福川氏によってオーケストラのホルンとは?というお題目でお話を聞いていたこともあり、その大変さなどいろいろと思いを巡らせながら聴かせていただきましたが、聴こえてくる田中氏の伸びやかな音色がとても印象的で素晴らしいと感じました。 交響曲第35番 ニ長調 K.385「ハフナー」 1782年にハフナー家のために作曲されたセレナードとのことですが、協奏曲を演奏した田中氏がそのままホルン奏者としてオーケストラに入ったことが驚きでしたが、考えてみれば吹奏楽では吹きっぱなしの管楽器なのだから、連投は可能なのだろうと変に納得させられた感がありました。楽曲の方は、さすがに演奏会のトリの楽曲だけあって、編成も大きく盛り上がりの上限も高かったと感じました。 ヴェーゼンドンク歌曲集 第5番「夢」 演奏前にスダーン氏からお話がありました。そしてこの曲はコンサートマスターの原雅道氏を主役にした形で、2人のソリストが協奏曲を奏でたのだからコンサートマスターも負けておられない!という意思のようなものが感じられました。 まとめ スターン氏の指揮によるNOVAの演奏を聴くのは、9月のキッズ・プロジェクトVol.3に続いて3回目となりますが、NOVAとしておなじみのメンバーが何人も参加していることもあって、とても親近感を感じながら楽しませていただきました。そして女性の衣装が色とりどり、とにかく華やかで、これも長野県ゆかりのアーティストとはいえ、いろいろなところからメンバーが集まってくるNOVAならでは風物詩といった感がありました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 2, 2023 10:07:36 PM
|