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2006年04月22日
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『名作が描く昭和の食と時代』
ーよみがえる昭和ノスタルジイ


桜も終わって若葉の季節を迎えようとしています。でもまだまだ寒いですね。ゴールデンウィークの計画でワクワクの方もおられるかと思います。竹林館はもしかしたら仕事かも? 若葉のような新しい本を抱えて書店まわりなどやっているかもしれません。ところで今日は、今トレンディな「昭和」と「食」の両方をテーマにした本のご紹介をさせて頂きます。書名は『名作が描く昭和の食と時代』。著者は国文学者で文芸評論家の小川和佑先生。先生は「桜」の権威でもいらっしゃいます。桜の季節になるとマスコミでひっぱりだこ。そんな先生が昭和の文学に描かれた数々の食の風景を書かれました。平成の今は飽食の時代、ですがほんの少し前の昭和には戦争があり、一杯の白いご飯を食べることが最上の幸せである、といった時代がありました。つつましい食卓風景、あたたかいご飯へのあこがれ、それはしみじみと幸せのありかを教えてくれるような気がします。食への飽くことなき願望は生きる希望でもありました。

本文より・・・

 昭和の文学が描いた食は人間の生きる哀しみに満ちている。繁栄の現在の時間の、はるか半世紀の彼方にこの哀しみがある。しかし、その哀しみに立ち会い、涙を流した人々の多くは老い、死んでいった。やがて、小説や記録に書き残された文学という抽象的な形でしか、それは残らないであろう。
         (少年の悲しみ・開高 健「青い月曜日」より)

取り上げている文学作品は以下のようなものです。


 永井龍男  「黒いご飯」
 川端康成  「伊豆の踊り子」
 宮沢賢治  「雨ニモマケズ」
 高見 順  「如何なる星の下に」
 堀 辰雄  「天使達が」
 小島政二郎 「悪妻二態」
 ブルーノ・タウト 「ニッポン」
 横光利一  「旅愁」
 伊藤桂一  「戦場と糧食」
 大岡昇平  「野火」
 武田泰淳  「ひかりごけ」
 太宰 治  「斜陽」
 開高 健  「青い月曜日」
 中里恒子  「時雨の記」
 中村真一郎 「恋の泉」
 立原正秋  「春の鐘」
 村上春樹  「ノルウェイの森」
 吉本ばなな 「白河夜船」
 海老沢泰久 「美味礼讃」
 水上 勉  「土を喰う日々」
 大沢在昌  「闇先案内人」

ここには懐かしい昭和の時代が、食を通じて刻まれています。この本は明治大学の夏季講習のテキストに採用されました。


定価1500円(税別)ご注文はこちらから竹林館

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最終更新日  2006年04月22日 22時49分27秒
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