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カテゴリ:講習日記
本日は靭帯損傷の程度による分類が授業でありました 一度 靭帯の微小損傷、疼痛、腫脹、圧痛、機能障害ともに軽度で、不安定性はない 二度 靭帯の部分断裂、不安定性と機能障害は軽度~中程度にみられ、疼痛、腫脹、圧痛がある 三度 靭帯の完全断裂、不安定性と機能障害は高度である -------------------------------------------------------------------- 「足首の軽い捻挫を繰り返したり、固定せず放っておくと、靭帯はゆるんでのびたままになってしまいます」と講義がありました。確かに納得。本日はそれだけ・・・それ以上の話が今後あるかは分からないので、せっかく靭帯の話がでてきましたから、私がお世話になっている気光整体の掲示板から 【靭帯の弛みと筋肉の緊張との概念=日本人の叡智・・“手甲・脚半”から】 「前腕骨間膜」の存在を教えてくれたのは・・・・かなり以前・・・当時、40歳の主婦の方でした。 運転中、後からの追突事故に遭い、翌日から左肩の疼くような痛みに夜も寝れないという方でした。 整形外科では「異常なし」と言われ、“やむなく”私のところへ来院された方です。 当時、私は筋二点療法という療法を主体に行っていたのですが・・兎に角、11月17日の来院以来、11月は毎日。12月も一日置きに来院されました。 最初、全身が緊張状態で、どこを触っても,「痛い!」状態でしたが、3日目にはほとんど無く、左肩から腕にかけて戻る状態でした。 5日目には、施術後、何事もなかったように、痛みも消えて、帰られるのですが・・・一晩寝ると戻るのです。 途中、「もう一度、精密検査を受けてみたら・・」と、勧めてみましたが・・・整形外科ではやはり「異常なし」と言われ、加害者は冷たく、ご主人にも理解してもらえず、来院されては泣かれる状態でした。 ・・・・先祖霊の“たたり”じゃないか?と“お払い”するも・・・変化なし。 私も、時間さえあれば、“人体解剖骨格図”と、毎日“にらめっこ”でした。 ≪なにが悪い?どこから来るのか?≫と。 忘れもしない、12月30日、彼女が来院する朝、人体解剖骨格図と“にらめっこ”をしている時、白く描かれた“前腕骨間膜”が目に飛び込んできたのです。そして、一瞬にして理解できました。≪これだ!≫と。 すなわち、彼女がハンドルを持った状態で、後から追突された時、 ハンドルを持っていた左右の手を無意識に握る⇒追突の角度から、左手に負荷が集中⇒左の前腕骨間が開き⇒左の前腕骨間膜が伸ばされ(いわゆる“捻挫状態”に)⇒その緩みを治す為に、関連する筋肉が緊張状態を強いられる⇒横へ締める筋肉が無いために効率悪し⇒46時中の筋肉の緊張から血行不良=特に、交感神経の作用により夜中働かされるために、筋緊張が・・・弱い肩関節を引っ張り、一晩寝ると“戻る” 昼の場合は、多少とも身体を動かすために緊張状態の筋肉も幾分緩和されるために・・・・・。 と、理解したのです。 それならば、“無駄な緊張=効率の悪い仕事”をさせなきゃ良い!! 来院した彼女に、以上の説明をして、“サラシ手甲”(同時に“サラシ脚半”)を助言しました。 結果は、1日おきに来院していたのが、正月明けてから、ピタリとなし。 ただ、この時、私の助言を2週間続けてたのですが、楽になったので中止したそうで、痛みが戻り・・・3週間目に再来院しました。(1月20日) そこで、“足の捻挫ギブス”を例え話として持ち出し、前腕骨間膜も靭帯の一種だから、治るまでには時間がかかる・・あなたの場合は、今から2ヶ月続ける様にと、助言。 途中、軽い腰痛で・・念のためにと・・3月1日に来院。 その後、5月に保険請求の為に顔を出したのみでした。 彼女のお陰で、「前腕骨間膜」の存在を知り、日本人叡智である“手甲”や“脚半”の意味を知らされました。 現在、その“骨間膜の緩み”は、更に“先”を治せば、より効果的です。 ******* その後、治りの悪い人、筋肉が線維状になっている方の場合、やはり、関連する“靭帯”に弛みがあることが殆どです。この靭帯の弛みを解消させますと、関連する筋肉の緊張が解消出来ることを確信を持って言えるようになりました。 すなわち、筋肉が緊張し 更に進んで線維状になるにはそれだけの“必要性”があるのです。 その“必要性”が無くなれば、筋肉の緊張や、また線維化も改善・解消されます。 ただ、“靭帯の弛みの異常”はMRIでもCTでも今日の医学的検査では診付けることは出来ません。 私達はレントゲンも使うことができませんから、“対話式・徒手確認法”という方法で、患者さん自身の身体と“対話”して探し出し、エネルギーを使って施術しています。(O-リング・テストなどでも探せますが・・・) なお、この“靭帯の弛み”が起こる原因は、追突事故だけでなく、“間違った”身体の使い方からも起こり得ます。 ******* そこで、“余分な仕事・無駄な緊張”を骨格筋に与える原因ですが・・・ 1.“想”・・精神的なストレスによる筋緊張も勿論考えられますが 私は、日常的に患者さんを観察していますと・・ 2.“動”・・すなわち身体の使い方=クセ=関節におけるアンバランスから一方の靭帯を緩ませ、その緩みが固定化すると、バランスを保とうとする“必要性”から自律神経の交感神経の働きによって、関連する骨格筋の筋緊張を余儀なくされたり・・・・ 3.衝撃・・・追突事故などによって、瞬間的な衝撃が、各関節に存在する靭帯を緩ませます。 そうすると、上記のメカニズムが働き、緩んだ靭帯によって、関節に歪みが生じますから、交感神経の働きによって関連する骨格筋が緊張状態を強いられるわけです。(昼夜の区別無く、四六時中働かされます。) その状態が続きますと、100の力を持っている“ふっくら”した骨格筋は線維化してきますから、筋痛を生じ続けることになります。(筋力低下と、柔軟性の低下を招きます。) この靭帯の“緩み”を正常化させ解消しますと、骨格筋は“余分な仕事・無駄な緊張”から開放されますので“疼くような痛み”もなくなります。 ******* 長い文章読んでくれてありがとうございました、参考になったでしょうか?(私は凄く参考になりました) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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整体マジシャンさん
>ご親切に感謝いたします。 >大変参考になりました。 >ありがとうございます。 ----- 参考になって何よりです、自然形体療法の秘密も期待してますよ(笑) (2006.08.03 17:18:19)
柔道整復師は治療まがいのことをするべきではないです!
法律の勉強もされてください (2013.12.05 00:09:44) |