失敗は未来へのリハーサル
畑村教授(機械創造工学科)がNHK「課外授業ようこそ先輩」に出演しました。「失敗は未来へのリハーサル」1ミクロンの家を造ったりする機械の技術を宇宙に応用する。しかし,その前にたくさん失敗する。自分のやった失敗を書けといわれる。失敗をほめられて不思議な気分になる生徒たち。失敗はエネルギーの源。創造には失敗は欠かせない。畑村さんは「小学校までは電車の運転手になりたかったという。工作と運動以外は目立たない子どもだった。砂場の大将でものを作るのが大好きだった。」失敗をみんなで共有します。皆の前で発表します。頑張ってもテストの点が上がらない…などなど。一つ一つ失敗学の分類で原因を特定します。不注意や油断など。4つに分類できます。・重大事故につながる失敗・子どもの成長に欠かせない失敗・うっかり,ついついなど誰もがする失敗・心の中の失敗1つの失敗を班ごとに話し合って原因を突き止めます。紙芝居や現場の再現などで発表します。携帯電話を壊した失敗を隠そうとして余計に怒られる。説明書を読まずにゲームをしてしまったので,最初からやり直す羽目になる。しかし,最初から説明書を読むか,敢えて読まずにゲームをやりながら楽しむか(失敗を防ぐか失敗を乗り越えるかで結論が出なかった)辛さを他人と共有することが重要である。結論が出ないこともある。失敗をどうとらえてどのようにして成功につなげるかをめぐって議論すること自体に意味がある。失敗をほめられた生徒たちは一様に驚きつつも次に生かせばエネルギーの源になるんだということを理解していました。