ドッペルゲンガー
【ポイント10倍】全国送料無料ドッペルゲンガー役所広司【解説】 研究者の男がある時、自身のドッペルゲンガーに遭遇し戸惑いながらも、私利私欲のために奇妙な関係を築いていく姿を描いたコミカルな異色オカルト・ホラー。ドッペルゲンガーとは、自分の分身を自ら見てしまう幻覚の一種で、それを見た者は数日中に必ず死ぬといわれている。監督・脚本は「アカルイミライ」の黒沢清。 早崎道夫は、医療機器メーカー、メディカル・サイテック社のエリート研究者。彼は10年前に開発した血圧計が大ヒットしたことで、次の開発へ向けて周囲から期待を寄せられている。だが、今では助手と共に人工人体の開発を続けるもはかどらず、上司からもたびたび進捗状況を問われ、ストレスを募らせていた。そんなある日、スランプ状態に陥る早崎の前に突然、彼に瓜二つの外見を持つ分身“ドッペルゲンガー”が出現した。そして、早崎が必死にその存在を否定する中、分身は彼に協力するために現われたと告げるのだった…。---------------------ホラーというより少しコミカルな部分があるヒューマン系といってもいいかもしれません。黒沢監督もコメントでホラーにはしたくなかったと語っています。研究者の早崎と分身の早崎と出会って,協力しあいながら自分の夢を実現しようとします。自分がこんな状態に置かれたら,正気ではいられないような気もしますが。この映画では,VFXの技術を駆使していることが特徴です。同一画面に同一人物を2人登場させなければならないので,本人登場,分身登場,影の部分と何種類か同じ場面を撮影したうえで合成する必要があります。役者も大変だと思いました。先に撮った音声や画面を確認しながら,1人で演技しなければならない場面が出てきます。同じ場面を同じカメラワークで収める技術としては,ミミックという技術が使われているそうです。パソコンと連動したカメラ台で,1回目に撮影した際のカメラの動きが記憶され,その後同じシーンを同じカメラワークで撮影できるという技術です。DVDの特典映像にはそうした撮影時の裏話をみることができて,おもしろかったです。こうした最新技術を応用しながら,現実にはありえない世界を自然に作り出しているんだな。