毎年120点以上成績アップする中学生を輩出!         津島市・愛西市 つばさ塾

2009/08/22(土)18:23

作文工房(小5)~線~

作文指導(20)

昨日は小5作文工房の授業。確認してみると、先日、登校日だった生徒は全員読書感想文を提出したとのこと。 別の小学校に通っている2名は月曜日に提出なのでそれぞれ別メニューの授業になりました。 もう提出した生徒たちは、イメージ・ネスト → 作文という流れのメニュー。 今回、一際輝いていたのは、ナイス・キャラのダンスマン。 彼が小4の頃は、20分以上時間をかけてもイメージ・ネストで、頭から言葉が3つほどしか出せませんでした。だから作文も、やっとの思いで3行程度でした。 スタートからゴールまで、誰かがその道筋を示してくれなければどう進めばいいのかわからない。何かアクションを起こすとき、必ず「型」を欲しがる、そういった状態でした。 イメージ・ネストは、自分の頭の中からことばを出していき、イメージを視覚化していくものだから、個人それぞれ異なるもの。 それでも彼が苦しそうだったので、僕だったらこうやるよってホワイトボードでお手本を見せたんです。 するとですね、ほぼホワイトボードのまんま書いちゃうんです。 これではダメだって思いました。(僕の指導が) それで僕は彼への指導をこうしました。僕が質問して、ダンスマンが答えるという会話形式。 授業前、休憩時間、お迎え待ちの時間を使った彼との会話、三者面談でのお母さんとの話で僕は彼の取り巻く環境をある程度知っています。また、毎週の授業を通して、彼だったらこう考えるんじゃないか?こう感じるかもしれない。などといった、彼の性格というか、人間性も知っています。それをふまえた状態で、 イメージ・ネスト上に彼が書き出している事柄を見ます。それから、その事柄に関して彼に質問するんです。すると、ポンポン言葉が返ってくるんです。 そう、そう、そう、出てくるじゃん!?それを書けばいいんだよぉ。 こういった指導を去年は繰り返しました。  で、昨日授業では、10分の間に・・・         これだけイメージ・ネストが描けました。しかも、僕は一度も質問はしていません。 みなさん、真ん中あたりに「勉強」という文字が見えますか?その左に、「おぼん」という言葉がありますよね!?その下、何て書いてあるか分かりますか?「ごせんぞ様」って書いてあるんです。これね、僕は飛び上がるほど嬉しかったんです。「おぼん」→「墓参り」ってのが、100人いたら100人が答える言葉だと思いません!?それを「ごせんぞ様」ですよ。「せんぞ」ではなく、「ごせんぞ様」ですよ。型にはめようと窮屈な状態で頭から出したのではなく、伸び伸びと自分の頭の中から出した言葉なんです。ホント彼らしい表現だなって思いました。 イメージ・ネストにおいて、最近つくづく思うのですが、大切なのは、〇で囲んだ1つ1つの言葉そのものではなく、ある言葉からある言葉へと繋げられること、イメージ・ネスト上の「線」ではないかと思うのです。 ダンスマンが自分の力で、「おぼん」という言葉をある言葉に繋げることができた。だからその繋がった言葉「ごせんぞ様」から彼らしさを感じるんです。 休憩をはさみ、15分間でイメージ・ネストを文章にしてもらいました。 ダンスマンは・・・          やったぜぇーーーーい!! こういう風に、成長し、生きていって欲しいですね。 この記事が「役に立ったな」とお感じになった方だけで結構でございます。 クリックお願いします。 この結果を参考に、より良い記事が書けたらと思っております。

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