|
カテゴリ:日常の出来事
小学部作文工房、中学部の各授業で、 イメージ・ネスト → 文章 という訓練を経て、 自分の頭の中、考えを外に出せる力は 小学生、中学生共に、かなりついてきました。
イメージ・ネスト → 文章、 今までのこの流れの目的は2つあります。
まず、思考力(学力)について。 自分の能力を上げようと思えば、 まず、自分に何が足りていて、何が足りないのか、 それが把握できていなければ、努力のしようがない。 自分の頭の中を把握するという目的が1つ。
もう1つは、精神面(コミュニケーション)について。 自分の考えや思いが人に上手く伝えられなければ それは大人でも子どもでもストレスになります。 健全な精神状態を保つという目的が1つ。
力がついてきたのであれば 次のステップに進まなければ。
今までのこの2つは、「成長する」ための準備の段階。 当たり前ですが、「出す」だけでは、人間は成長しません。 そう、吸収しなければ。
それで今取り組んでいるのは、 文章(人が書いたもの) → イメージ・ネスト → 文章(要約)
<思考力(学力)について>
他人の書いた文章とは、 自分では出すことのできない考えがある文章。 その考えを吸収するのが目的。
字面だけを追っていてはその人の考えは見えてこないので、 イメージ・ネストを活用して見え易くする。
また、他人と自分を比べると、 より自分の考えや思いが明確になってきます。 それはメリハリのある文章を書くことに繋がります。 そういう目的もあります。 (削る苦しみを味わっている生徒もいるので・・・)
<精神面(コミュニケーション)について>
いくら自分の考えや思いを主張しようとしても、 まず他人の考えや思いに耳を傾けようとしなければ 人は自分の話を聞こうとはしてくれません。
人にはいろんな考えや思い、立場があるので 伝え方(言い方)を考えてなければ、 上手く伝わらない場合があります。 伝わるどころか、トラブルに発展することも・・・。
主張することと、話を聞くことは、言葉の上では 逆の関係にありますが、 自分の考えや思いは一旦横に置いておいて 他人の話を聞ける人は、 自分の考えや思いを人に伝え易いんですよね。
田舎のこの地域では、 中学校の同級生は殆ど小学校時代からの知り合い。 そんな生徒たちからすると、 いろんな中学校の出身者が集まる高校で、 一から人間関係をつくり上げるためには、 それなりの力が必要だと僕は思うのです。 社会に出れば尚のことですよね。
もう既に手応えは感じているのですが、 今後、随時、生徒たちの成長ぶりを ブログにて報告させていただこうと思います。
この記事が「役に立ったな」とお感じになった方だけで 結構でございます。 クリックお願いします。 この結果を参考に、より良い記事が書けたらと思っております。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.08.27 12:14:44
コメント(0) | コメントを書く
[日常の出来事] カテゴリの最新記事
|