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テーマ:中国&台湾(3304)
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中国の農業に未来はあるのか?の番外編です。
日本の農業に未来はあるのか? つまり、その中で・・・「田舎」がどう生きていくのか? という問題が浮かび あがってきます。 田舎をになうのは、農業なんですが・・・ それが、安楽死していこうとしている。 中国では、農民、農村、農業をまとめて、「3農問題」といっています。 日本は 「過疎問題」といわれています。 都市に、人口が集中し・・・ 田舎は、過疎化する・・・・ 過疎化 → 高齢化 → 雪オロシもできない → 消滅していく という・・・寂れた風景です。 それをどうやって、再生するのか? そのことを、SWOTで考えてみました・・・ 田舎・・・・ということは・・・ ●強味 strength ・安全・安心・健康を求める声がつよい。 ・ふるさとを愛する心がつよい。 歴史・伝統・顔見知り・・・地域でのつながりがある。 ・山があり、海がある。豊富な食材がある。 ・都会から離れていて、田舎のママである。 ・おじい。おばぁの知恵が活かせる。 ・「いなか」という特徴や個性がある。・・・付加価値にすることができる。 都市は、均一化しても、田舎のカタチは均一化していない。 ●弱み weekness ・規模が小さく、情報が少ない。 ・大量生産はできず、企業化ができない。 ・中国など大量生産されたものが、押し寄せてくる。 ・価格の安いモノに対抗できない。 ●機会 opportunity ・団塊の世代が、里帰りをはじめる。 ・ポジティブリスト制など安全に対する規制が厳しくなる。 ・インターネットの発達で、田舎から情報発信ができる ●脅威 threat ・田舎であることに誇りを持てない ・担い手がいなくなる。後継者がいなくなる。 ・伝統が消えていく・・・・ 以上が、田舎のSWOTですが・・・・ 田舎であることに、誇りが持てないことが・・・ 大きな問題なんですね。 私は、農業をワールドワイドにする場合には、 高品質な生産技術を元に・・・ 生産コストの削減・・・適地適作・・・ (夏場の冷房、冬場の暖房のいらない地域) 周年栽培化 を考えました。 これは、あくまでも、農業の企業化・大規模化という前提の中にあります・・・ しかし、「小規模化」「そこそこ」化ということを考えると・・ それは・・・ 季節にあった作物作り・・・旬を追いかける。 その地域でしかないモノの素材を商品にする。 生産・商品化・販売・・・の一貫工程をつくる。 そこでしか買うことができない商品を作る; 当然ネットで販売する。 生産者の顔が見える 商品作りにする。 まだまだ、田舎でやることがありそうな気がしています・・・ 中国の農業に未来はあるのか? という問いかけと・・・ 日本の農業を安楽死させない・・・ というテーマは、全く共通性があるように思います。 中国の奥地 雲南で、日本の田舎の問題を考えるのも・・・ 視点が広がって・・いいですね。 ← ボチッと、押してください。 ●晴耕雨読の早雲さんが書かれている・・・ 過疎を克服し地方が生き延びる道 地方の復活 そのなかで・・・ 『他律的な「開発」から脱却し、自立的な「発展」を目指そう。』 まさに、そのとうりだ・・・ いうことは・・・簡単なことだ。 こうやって、批評することも簡単だ。 しかし、自立的な発展ができるチカラが、過疎にあるかということだ。 日本の農村は、いつの間にか・・・金太郎飴の村落共同体ができた。 日本人は、どういわけか 金太郎飴が好きだ。 農村は、もっと個性があるはずなのだ・・・ しかし、農政の強力な推進で、個性をはぎ取られた・・ 個性をはぎ取られることで・・ムラは生き延びているようだ。 かわりもの、よそもの、わかもの・・・ が変革者になるといわれています。 ムラの構成は、その3者をすべて、しめ出すことからはじまるのです。 仲良しこよし・・・は美徳なんですね。 ムラが、ホントのムラになる時期が来ている・・・んですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/03/26 05:21:39 PM
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