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2012年06月19日
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カテゴリ:健康・美容

★ 『 大往生したけりゃ医療とかかわるな 』  中村仁一 著


「とくダネ!」 (2012.6.28.放送分) にて紹介。



いいトシになってくると、かつての同級生同士の集まりで必ず話題に上るのが 「健康」 問題。

健康診断の血液検査の値がどーだったとか、人間ドック受けてみたとか、そんな話にすぐなる。


何度か貧血や脳貧血で倒れた話を、この日記に書いたことがあるが、基本的に私は滅多に医者には罹らない。

軽いアレルギー体質 (アトピー、たまに原因不明の鼻炎)で、何年に1回かの 「偏頭痛発作」 持ちで、やたらと風邪をひきやすい体質だが、大体は市販薬を飲んでごまかす。

国保の健康診断も 4~5年行ってない。


同年代トークで、健診すら行ってないと話すと、大抵、怒られる。

実際、親しい友人の中にも、健診で胃ガンやら乳ガンやらが見つかったという人も出てきているので、少しは危機感はあるのだが…。



さて、 「とくダネ!」 で紹介された、頭記の著作。

著者は、京都大学医学部出身という老医師。


初めは、 「医者嫌いの私」 に、エールを贈ってくれる内容の話かと思ったが、ちょっと早計だったかも。


この先生の著作を読んではいないので、番組で紹介された内容から判断すると、要するに、年老いてからのガンで死ぬ時は 「何も治療しない方が楽に死ねる」…という話のようだ。


末期のガンになると食欲がなくなる。

人は飢餓状態、脱水状態になれば、脳内モルヒネが分泌されて、恍惚のうちに死ねる…という。

つまり、死期が近付いて食欲が無くなるのは自然の流れであるのに、ここで点滴や 「胃ろう」 で無理やり栄養補給をすれば、少しは寿命が延びるかもしれないが、脳内モルヒネも出ないまま、痛みや苦しみの中で死ぬハメになる、ということらしい。


著者本人も、アゴに大きな腫瘍を抱えているが、良性か悪性かの検査すらせずに放置しているという。


著作のレビューを読むと、ガンで親族を失った人を中心に、 「極論だ」 とか 「ガンが痛くないなんてウソだ」とかいう批判もあるようだが、番組で紹介された内容からすると、 「ガンが痛くない」 と言っているわけではなく、自然に逆らわず、 「食欲がなければ食べない」ことで、痛みを感じなくなる…と言いたいようだ。

あくまで、寿命に近いお年寄りのことを言っているのであって、ガンを治せば回復して普通の生活を送れる可能性のある若い人まで 「治療するな」、ということではないと思う。


当然、延命治療は 「患者本人の苦しみ」 だけでなく、医療財政を逼迫させる。

医療費が不足すれば、看護の質は落とされる。

不十分な看護の下では、無理に生かされた患者は、益々苦しむことになるだろう…と私も思う。


ただ、まずは医療関係者の意識を改革するのが先ではないかと思う。

脳死判定ですら大騒ぎの我が国で、いきなり、患者の家族に 「延命治療を拒絶せよ」 と言うのは酷だ。

いくら、本人や家族が 「自然死」 を是としていても、医療関係者含めて、眉をひそめて批判する他人が必ずいるだろうから…。


そもそも、食べられない老人の患者がいたら、医者は家族の了承などとらずに、とりあえず点滴するだろう。

まだ、患者に、意識も自発呼吸もある段階で、「何もしないで」 なんて言えるのか?

かと言って、医者にかからず自宅で放置して死なせたら、ヘタすりゃ、警察沙汰だ。


私とて、自分の親が末期的な状態になったら、自分から延命治療を拒否する勇気はないだろう。

年老いた親が今にも死にそうになった時ほど、最後だけでも少しは看護して、 「自分の気を済ます」ための親孝行をさせて欲しいと思ってしまうかもしれない。








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最終更新日  2016年10月11日 23時15分46秒
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