シナガワハギ〜品川名物スイートクローバー〜
河川敷に生育する個体(東京都) 黄色い小花で着飾った秋の野草。甘い香りがするらしい。ハーブや蜜源植物などとして利用されます。 名の由来は江戸時代に江戸・品川でよく見られたため。ユーラシア原産の帰化植物。 やさしげな花ですが、スイートクローバー中毒という甘美な名の病を引き起こすことでも知られます。腐敗したシナガワハギ類には、成分の変性で血液凝固を阻害する働きがあるのだとか。それを飼料として与えられた牛が、出血が止まらずに次々と死に至ったそうです。見た目に似つかわず、使い方を一歩誤れば恐ろしい血生臭さを秘めています。