笑っていこう

６歳の菜月が、夏休み頃から、日々、サンタさんに何をお願いするかを考えている中、貴裕、３歳７ヶ月、今だ、何も口にせず。
バスと新幹線をこよなく愛する彼なので、もう、プレゼントは、だいたい決まってはいるのだけれど、とりあえず、ちょっと聞いてみたのだ。
「ねぇ、たか君は、サンタさんに何をお願いしようと思ってるの？」
と。
すると、貴裕は、きゅっと口をむすんで、小さい声でこう言ったのだった。
「お母さん。ずっと前なんだけどね、サンタさんは、もう来ちゃったんだよ。」
と。
「え、いつ？」
かぁさんも覚えがないのに、いったい、いつの間にサンタさんが現れたのかとびっくりしたのだけれど．．．
「ずっと前。もうプレゼントはもらっちゃったんだよ。」
よくよく聞いてみれば、そのプレゼント、去年のクリスマスにもらったものを言っているものと思われ．．．(^^ゞ
３歳児には、まだ「１年」の概念なんてない。
それは去年の話だよ、と言ってもわからないかもしれない。
サンタさんが毎年やってくるなんていうことも、あまり考えたことがないかもしれない。
もうサンタさんにはプレゼントをもらってしまったと思っている貴裕。
う～ん、３歳児は、実にかわいい（*'‐'*)