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カテゴリ:真空管一般
4月号のMJ誌が積ん読状態になっているので読んでみた。
なかなか面白い製作記事が多い。まず、柳沢氏の812Aシングルアンプはカソードチョ-クドライブで384Vの低電圧ながら12.5Wと充分な出力を得ている。オーソドックスな特性であるが、ドライブ段にEL34を投入しているのは少し大げさな感じがする。 征矢氏の4D32シングルアンプは例によって4DC方式であるが、確かに送信管を強力にドライブするには良い方法であろう。出力段にカソードフィードバックがかかっていて、DFが4と大きくなっている。ただ、出力トランスの高域特性の暴れは少し気になるところである。 しかし何と言っても興味深いのは、金田氏の211AシングルパワーIVCである。電流伝送アンプは、好きな人は本当に好きらしい。金田氏も恐ろしい勢いで製作記事を書いているようだ。電流伝送は、センサーアンプなどでよく使われる合理的な手法であるが、他のアンプと組み合わせられなくなるので、アマチュアならではの形式と言える。それにしても、211シングルのシンプルな回路には驚いた。どのくらいの特性が出ているのか、来月号が楽しみだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.03.24 00:06:38
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