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今から10年ほど前のことです。
毎日熱帯夜が続いた夏のことでした、暑がりの主人は扇風機を強くして朝までかけっぱなしです。 風の苦手な私、窓を開けたままなので、開いてるほうを主人に寝るように頼んで寝ました、 それでも朝までの扇風機は辛いものです、止めるとすぐ起きてかけてしまう、 ちっとも眠れませんでした。そんな夜が一ヶ月ほど続きました、主人は朝早く散歩に出ました 2時間ほど歩いて、2時ごろ帰ります、そんな朝、主人の行った後、トイレに起きようとした ら回転式のめまい、初めてです、少し横になっていたがもう我慢も限界になり、廊下をはって いそいで、行ったのですが、回転式めまいは、治まらず、気持ち悪い、嘔吐はする 布団の上に転がってもおさまらない、目をつぶっても頭の後ろでぐるぐるものすごい速さで 回る、布団を汚すので娘を呼んだ、娘は驚いてタオルを持ってきた、学校で教わったのか 背中にタオルケットをまるめておいてくれた、気になったのか外に出て主人の帰りを待ってい た、帰ってきた主人、「救急車呼ぶか?」「電話して聞いてみて?」救急車は来るという 嫌だなと思ったがしかたない、救急車はすぐに来た、血圧を測った、200もあるので動かせ ないと言う、家の階段は狭くて曲がっているのでタンカーでは降ろせないという 「大げさになるけど、レスキュウタイ呼びますよ」しばらくして救急車の音が聞こえた はしご車が来た、隣の県からも一台着たので、大騒ぎ、火事と間違えて隣のお兄さん 消防たいの服を着てきてしまった、 ★★★ それからが大変、私を動かさないようにタンカーに移して、窓枠をはずして、下から二階まで はしごを組み立てている、ハーイ!了解!オレンジの服を着たレスキュウ隊員の大きな声 我が家の道は狭くてはしご車は入らない、窓からそろりそろりと下ろされてゆく 薄目を開けて見たら、ものすごい人で道は埋まっていた、恥ずかしい そのまま救急車に乗せられて何度も血圧を測ってくれて、揺れもなく静かに病院まで、 ★★★ 待っていた病院側はすぐに救急治療室に、点滴をやりながらいろんな検査 エレベータに移るにも少しの刺激に嘔吐する、移動中病院にいる知り合いの声、「つぼみさん どうしたの?」頭も検査して、個室に入った、 ★★★ 動くとめまいがして、トイレも行けない、夜中冷房が気持ちよく窓も開いていて風がとても気 持ちよかった、めまいは治らなくて朝食は無理、ドアから誰かが除いた、「やっぱりつぼみさん」 この病院に勤めている元お隣さん、「食べられないの?と私に食べさせてくれた、 個室に3日ほどいたが、めまいのほかは気持ちよかったし、入れ替わり立ち代り友達が着てく れた、あんなに大騒ぎしたのでうわさはかなり遠くまで、10日ほどの入院で帰れたが 私はもう死んでいるとかのうわさも聞いた、退院してからもしばらくはめまいもおさまらなかった あれから6年目、今度は後遺症の辛い脳出血になってしまった 命は助かったが左半身麻痺で歩けない手も利かない血圧の怖さです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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