夜咲花

ホスト(主人格)です。

恋人と飲み会に出かけました。

でも話に入れて貰えず、ただ寂しいだけの席でした。
途中で恋人にメールをしました。
｢帰りたい｣と。
でも…
もうすぐ会社を辞めて実家に戻るコの様子がいつもと違いました。
凄く心配もしてました。
だから残って最後までいました。

｢わたし｣は煙草が吸いたくて、恋人と離れて喫煙所で煙草を吸ってました。
そしたら、皆電車に乗るんだと思ってたのに、実家に戻ること、もう一人だけが
乗らずに手を振ってました。

心配になって｢わたし｣は一度乗った電車から降りました。
そのコの話を聴いてました。

そして次の電車に乗りました。
その二人は先に降りるって事だったから｢気をつけて｣と声を掛けて別れました。

そして恋人に｢わたし｣が電車に乗らなかった理由をメールしました。
そしたら｢先に帰る｣とメールが帰ってきました。

｢わたし｣は｢そんなに悪い事をした？｣と聞き返したら
｢人の心配する前に自分の心配をしろ！！｣と返事が帰ってきました。

｢わたし｣にはそれが理解できなかったのです。
飲み会の間に、辞めるコが涙を堪えた表情をしていたのを見ていたから。
だからどうしてもそのまま電車に乗れなかった。
それを理解できない。おかしい。と言われても解らないのです。

｢わたし｣は駅に着いたら直ぐ恋人に電話をしました。
そしたらもう恋人は家に向かって歩いていました。

どうして良いか解らなくなって、雨に濡れない所で電話で話してました。
どこがおかしいのか解らない。と。

やっとの事で恋人が待ってた場所まで辿り着きました。
恋人は怒ってました。

恐くて身体が動かなくなってました。
｢わたし｣と恋人の距離は10メートルくらい。
恋人は｢わたし｣が動かないのを見て、傘を投げました。

恐くてひたすら恋人と反対の方向に向かって走りました。
走れなくなって、止まって車の陰に隠れて座り込んだ途端、過呼吸になりました。

過呼吸が収まった後、これは幻覚だ。ってそう思いました。
あの優しい恋人がそんな事をする訳がない。って思って恋人の所に戻りました。

そしたら、幻覚じゃなかった。現実だと目の前に突き付けられたのは、投げ捨てた傘でした。
それを震える手で取って、恋人に差し出しました。


恋人に限界が来てるのが良く解りました。
途中から、酔ってる影響かも知れないけれど、抜け殻のような顔で姿で歩いていたから。
もう…終わりが来る。と思います。

恋人は｢別れるって言ったら死ぬって言うんだろ？｣と｢わたし｣に訊きました。
｢わたし｣は生きる。と答えました。
生きなければならないから。

恋人は帰って直ぐ眠りに付きました。

｢わたし｣は変な幻覚が見えて、なかなか眠れませんでした。
そしてどの薬を飲めば良いのかさえも判断できないでいました。
とりあえず、ベゲタミンＡを飲んで眠りました。でも悪夢だらけでした。

明日…どうなるのか…解りませんが、はっきり答えが出るのだと思います。


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