カテゴリ:タイを知る!
最近、たまたまなんですが複数のところから「タイは女性の方が強い?」もっと言うと「タイって女尊男卑?」という問いかけを受けました。
これはワタシも以前から感じていたことで、市中の商店・飲食店はもちろん、お役所・銀行や民間企業でも働いているひとの大半が女性・・・というケースが多いように思います。ときどき「タイの男って一体どこで何をしてるの?」と考えてしまいます。 では肉体労働などは「タイの男」の独壇場なのだろうと建設作業現場を観察してみると、なんと女性が半分ぐらい労働に励んでいるところが珍しくありません。ってーか、北部タイではこういう場所はタイ人でなくミャンマー人比率がそもそも高いし・・・。 そういや、ウチのヨメっこに「なんでタイ人でなく日本人とケッコンしたのだ?」と聞いたとき、「タイの男はゼッタイにいやだ! 仕事しないし、お金持ってないし、浮気はするし...」という答えをいただきました。三番目以外はワタシにも当てはまるから、まあこの辺はウヤムヤにしとこう・・・。 あと身近な事例で言うと、わが家のヨメっこ系の親族はほとんど「マスオさん」(旦那が嫁さんの実家に住む)パターンですね。ワタシも同居ではないが似たようなもんやね。そういうのも含めて、タイでは欧米的な「レディファースト」を超えて「レディの方がエラい」ぐらいの勢いを感じます。 真面目に統計を調べてみると、「管理職の女性比率」が世界第5位という高水準で、数値でいうと日本の5倍以上です。「高等教育(大学・短大・専門学校以上)の就学率」は女性の方が高いというデータもあり、今後さらにタイ男の肩身が狭くなるのが確実という情勢ですね。「就業率は女性の方が高い」という記述もネット上では散見されますが、統計データではそれを裏付けるものはなく、それでも日本と比べると男女は拮抗している方です。 じゃ、なんでこうなった? というと様々な考察があって、どれも当たってるような当たってないような、ワタシ的にはまだ腹落ちできてないですね。 ひとつ興味深い記述があったんですが、17世紀にタイにやって来た欧米人が、タイ女性が男と同じように農耕・商いに従事している光景に驚いたそうです。われわれの考え方では「タイは女性の社会進出が進んでいる」という言い方になると思いますが、タイ的にはそもそも「女性が社会に出るのはきわめて当たり前のこと」で、女性は家事・育児に専念するという概念が薄いのかも知れません。働ける者が働くのは当然、というタイ人的な合理思考なんでしょうね。 タイ男のオカマ率や女性の同性愛率など統計データは見当たりませんが、身近では大袈裟でなくノーマルなタイ男性+タイ女性のカップルの方が少数派・・・というテイタラクで、大きなお世話でしょうが、タイ男しっかりせんかい!と叱ってやりたいですね。 にほんブログ村 人気ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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