カテゴリ:カテゴリ未分類
♪ 夏も近づく八十八夜 野にも山にも若葉が茂る あれに見えるは 茶摘じゃないか あかねだすきに すげの笠 ♪ 私たちの年代なら 誰でも歌えるが 今の若い人たちには「あかねだすき」や「スゲの笠」となると ちょっと理解できない人も多かろう。 昨日載せた 茶摘みの機械は 数ヘクタールもの茶園で 専門の人でないと チョット無理だと思う。 素人でもチョット専門的?な人たちは エンジンがついたお茶刈り機を購入し 二人で支えあって移動するお茶刈りを実行して見えるかたが多い。 一番 下っ端の私たちは 剪定の時に使う あの大きなハサミに袋のついた 一人用の お茶刈りばさみを巧みに操って両手で刈り取るお茶摘みをしてきた。 でも 昔・・・私たちが子供の頃は 機械は一切なかったし お茶の木も一株 一株独立で 大きさ高さもバラバラだったから 両手で摘みとるより方法がなかった。 その頃の茶摘みと比べれば お茶刈り鋏でも格段の進歩だが その進歩したお茶刈りさえ 高齢化の社会となって 廃業?せざるを得なくなり 私たちのまわりには 若芽が伸びているが 摘み取られずに放ってある茶ノ木が目立つようになった。 最初に掲げた「茶摘みの唄」は 若い娘さんが 大勢でお揃いの衣装や帽子(すげ笠)で茶摘みをしている風景を歌った歌であるが 懐かしく想う人は 茶摘み → 選別 → 蒸す(または炒る) → 手もみ → 筵で干す → 炭火で乾燥 → 仕上げ そして 保存 の作業をそれぞれの家庭内で行った人でないと 懐かしく思い出すと言えないかもしれない。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|