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カテゴリ:日常着物生活
毎年、父方の叔母の家で、15日に女正月の百人一首のカルタ会です。
私が小さかったときは、二部屋に分かれて襖を取り外し読み手は一人、よく遣りました。 幼稚園の頃は1枚の札をじっと見つめて、それだけは誰にも取られない様に、必死に耳をそばだてていたものです。 小学校の頃には覚えた札も増え、それでも叔母達や年上の従姉達にくっついて、読み手もこなすように為っておりました。 今は年に一度、持ち寄りのお料理やお年賀の交換で、女達が楽しんでおります。 もう90歳に手が届く叔母も何枚か取り、ボケを感じさせない気迫を見せました。 もう派手だからこれが最後よと言って、一斤染色or鴇色のような付け下げを着ていったのですが、皆さん私より勿論年上ばかりなので、「まだまだ、大丈夫!」等とちょっと恥ずかしいお褒めの言葉を戴きました。 最近、頓に体力が落ちてきた叔母ですが、来年も又お集まりが叶えられるといいですね、と申して、私は今日も途中抜けでした。 一斤色か鴇色かで、意見が分かれました。 どちらでも良いのですが・・・ 匹田鹿の子・花丸・椿文様・桜文様などがある 上に箱が紐と描かれている、付け下げ。 {肩山から前後別々に振り分けて構成された柄を言います。 仕立て上がりが、柄がさかさまにならずに上を向き、両袖、 前後身頃などのポイントにくるようになっているものを云いま す。} 桜鼠にピンクの入った金の縞の織りの名古屋帯。 花菱や花丸が織り込んであります。 帯揚げと帯締めは同じ色で揃えました。 忘れるところでした! 姉が仕付けの付いている紬を、父の従姉妹の形見だと言って持ってきてくれました。 嬉し~い♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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