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テーマ:着物生活を楽しく♪(1691)
カテゴリ:日常着物生活
手に入れた男物の能登上布は「うぁ~~」と声が出るほど汚れていました。
襟・肩・上前・袖口。 こげ茶色のシミ汚れ。 でも、ご縁です。 ともかく洗いました。 石鹸水に10分ほど漬け置き。 そっと手で押したら、ブワァ~~~~と黒に近いこげ茶色の水に変色。 柔らかく手で押すこと5分。 水で濯ぎを5,6回。 何となく茶色の水は収まったようです。 もう一度洗剤を薄めに入れて付け置き。 やはり五分ほどしまして、押し洗いをしたら、 今度は青い色に変わりました。 もう、殆ど汚れは落ちました。 5秒の脱水で、湯殿に干して・・・・・・ スッキリしました。 さてどうする? 取りあえず呉服屋さんで晒しを一反購入。 古いものですと、布自体が危ないかもしれませんので、「いしき当て」を先に縫っておきます。 考えること3日。 着物友達に相談したり、和裁のできる従姉に相談したりで、 皆さん、「そのまま着たら?」と仰る。 さてどうする? 男物ですから、繰り越しありません。 でも、3センチのあげつまみがあります。 前と背にあるのですが、位置が5センチ以上違う。 なぜ?なぜ?なぜ? 判らないこと放っておきましょう^^; この揚げを解いちゃいましょう!! 長さを確保しましょう!!! 昨日の午後の事です。 まず、脇縫いと背縫い解きます。 古い糸なので湿気ています。 布地本体を切らない様に裂けない様に気を配る。 お襟と衽を解きます。 その前にチャコで位置をなぞっておく。 こんなこと書いているととても簡単そうですが。 縫い始めたのは午後10時過ぎ。 帰宅してからです。 道具は鋏とチャコとマチ針。 男物ですからお袖も違います。 お袖を解いて他の着物の寸法に合わせてマチ針を打つ。 一番大変は、やはり襟付け。 もう嫌だ! なんでこんなこと始めちゃったのかしらと思いながら・・・・ 今放りだしたらキッとこのまんまで、隅に追いやられるわ・・・・ 葛藤です。 眠いです。 さぁ、お袖もどうにか格好がつきました。 最後に縫っておいた「いしきあて」を縫いつける。 時計を見ましたら完成は午前3時でした。 叔母達の形見の着物を何枚も縫いなおしたりしたことが よ~~~~~し 遣りましょ!!出来るできる。 の自信につながります、 伯母が見ていてくれると思いながら縫います。 考えてみたら全部解いて縫いなおした方が簡単でした。 でも、今回もとても良いお勉強になりました。 ついでの事にと、 午前中にお盆ですのでお寺さまにお参り。 仕立て替えた能登上布着てまいりました^^ 男物だった縞の能登上布 麻の八寸帯 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 16, 2014 12:33:15 PM
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