頑張れ選手会! ~希望枠制度撤廃を勝ち取ろう!~
2月8日の日記で取り上げた最悪ドラフトを巡る動きですが、3月5日の最終決定を前にしてまた新たな動きがありました。http://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/npb/headlines/20070227-00000029-kyodo_sp-spo.html裏金制度を公に認めているも同然の希望枠制度を撤廃しようと、選手会が自ら動き出してくれたそうですね。一部を除いた経営者が虚塵の顔色を窺いながらでは、プロ野球界の弊害を取り除く作業が遅々として進まず、我々ファンやこれからプロ野球の門を叩こうとしている若い選手達からどんどんそっぽを向かれてしまう可能性が高いことから、もう経営者達だけに任せておけない、と言う意識が高まってきたのかもしれませんね。実際、有望選手を希望枠で囲うために飛び交っている裏金が、球団経営を圧迫し、活躍してもそれに見合った給料をスター選手には払えなくなってきている現実がある以上、選手の皆さん達にも、「裏金制度を無くせば、自分達の給料も増える!」くらいの意識を持って、この由々しき制度撤廃のために声を大きくしていって欲しいものです。裏金制度の温床となる制度を無くして、その裏金を活躍した選手の給料に回せば、少なくとも高給に憧れて海の向こうに行きたがる選手は今よりは少なくなるだろうし、そんな海の向こうでも通用しそうな選手が日本でずっと頑張ってくれれば、そんな選手に憧れて野球に興味を持つ少年少女も増えることでしょう。放映権を多額にもらえる球団だけが有利な、裏金公認制度とも言うべき希望枠制度は、特定のチームではなく球界全体の繁栄を考えた場合、廃止する以外にはありません。完全ウェーバーが理想ではありますが、2006年11月22日の日記にも書きました、グループウェーバー制度とか、Buこと近鉄バファローズが野茂や阿波野を引き当てた頃の、くじ引き制度にしても良いかもしれません。ちなみに裏金制度こと希望枠を廃止する見返りとしては、私は先述のにも書きましたが、「志望球団制度」を導入して欲しいかなと思います。これはプロ野球に志望届けを出す際に、入りたい希望の球団を書かせる制度です。しかし、くじ引きの結果、残念ながら志望球団に入れなかった選手は、FA権の取得を通常より2年早めるというシステムです。これにより"仕方が無い"と言う気持ちでも入団してもらうことを選手に促します。また、12球団どこでもOKという選手もこれと同格の扱いにします。私の理想まで到達するかどうかは分かりませんが、何とか選手会の要求が通って、球界の健全化の第1歩として欲しいものです。頑張れ、選手会!