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テーマ:プロ野球全般。(13227)
カテゴリ:広島東洋カープの話題
ひょっとしたら私的には今年最後になるであろうカープの応援に行って参りました
日帰り観戦できる機会が少なかった上、今年は『広島詣で』ができなかったことなんかもあり、なんかテンションはイマイチでした。 しかも・・・ご存知の通り、現在スワローズが逆転3位目指して懸命に頑張っている状況で、カープが勝ってしまうことは、その足をひっぱることにもなるので、心中複雑でした。 いや、これがただ単にスワローズの3位が掛かっている状況なら良いです。 代わりに落ちる相手がAクラスにいてはいけないチームNo.1の「『たかが選手!』と言う野球史上最悪の暴言を吐いた人物が経営者を務めている【球界の悪魔・虚塵(きょぢん)】」だったりするものですから、余計テンションがあがりませんでした。 そんなわけで、今シーズン最も重い気持ちで球場へ着いたら、何やら賑やかな雰囲気が。 なんと、この日はいまをときめくAKB48のメンバーで作ったフレンチキスと言うユニットが始球式をされるとか。 う~ん、チョッぴり落ち込んだテンションが少し上がってきました(^-^)・・・しかし、私が当日券を買っている間に肝心の始球式は終わってしまいました(つдT)。 なんか今イチつきがなさそうだな。。。 そんなことを思いながら座席を取りました。 しかし、そんな私の予感はハズレたかの如くいきなり先制点v(o^▽^o)v♪ 廣瀬純のタイムリーはお見事でした(^-^)♪ しかし、打線が好調でも投手陣が打線が取ってくれた点以上の失点をするのが今年の(と言うよりここ数年の)カープ。 この日の先発の篠田純平の調子はどうか? 非常に気に掛かる所でしたが・・・絶好調でした(^-^)♪ なんかいきいきとなげているのがレフトスタンドからも充分分かりました。 しかし、そんな篠田ですが、スワローズの田中浩康とは相性が悪いンですかね。 一応、記録上は篠田が勝っていますが、球場でこの日見た限りでは、なんか嫌がっている雰囲気がありありでした。 7回に青木宣親が「やられた!」と言う感じの2ベースを放った直後の交代を見た時、その予感は確信しました。 まあ、どんなピッチチャーにも苦手な打者はいるでしょう。 以前も書いたことですが、あの松坂大輔(ライオンズ-レッドソックス)だって、イーグルスの高須洋介を近鉄バファローズにいた頃から苦手としていたわけですし。 そんなこと以上に驚いたのは、篠田の成長振り。 それを強く感じたのは4回裏。 味方のエラーで飯原誉士を出してしまうと関西弁の語尾・・・もとい、ジェイミー・デントナに「反撃ノ狼煙デンガナ!」と言うバックスクリーンを飛び越え、あわやテレビカメラ直撃となるアーチを被弾・・・(0_0;;)! 去年までの篠田なら、間違いなくここから崩れて東京メトロ乗車(=KO)となったでしょうが、今年の篠田は違う! 後続をしっかり3人で抑え、さらには5回、6回も難無く切り抜けました。 「篠田を勝利投手にしてやりたい!」そんな気持ちがふつふつと湧き上がってきました。 なんか、いつの間にかテンションが上がってきた私です。 これは、篠田の奮闘もあったでしょうが、それ以上にレフトスタンドの雰囲気。 この日は私より年上、間違いなく現役選手でこの方々と同じ年の人はいないだろうという世代の方々が多くいるところに陣取ったせいか、カープの守りの時には知らない人同士の野球談話に花が咲き、いつの間にかそれに加わっていたと言うこともあったのかもしれません。 最近の若い人はあまりやらないようですが、知らない人同士が球場で野球談話に花を咲かせる、これがある意味球場観戦の醍醐味なんですよね。 まあ、若い人達も仲間同士ではよくやっているようですが。 1人で観に行っても野球は面白いですが、集団の輪に加わると、楽しい気持ちが何倍にも増幅されます。 そんなわけで、いつも以上に篠田を応援する気持ちが強くなったのですが・・・。 最後は先述の飯原にやられちゃましたね(つдT)。 試合前の予感は結局的中でした(-_-;;)。 ちなみに篠田降板後のカープ、なかでも投手陣を見ていたら、「勝ちたいと言う気持ち」が正直強く感じられなかったかなと。。。 いや、私がそう感じただけで、選手達は実は物凄く強く持っていたのかもしれません。 しかし、スワローズの執念でもぎ取ったような粘り勝ちを見たら、「虚塵を蹴落として逆転プレーオフを!」と言う気持ちが選手全員に浸透しているチームと、上に上がると言う目標も下にだけは落ちたくないと言う危機感も無いチームとの差だと言わざるを得ませんでした。 そして、試合終了後に歌われていた『くたばれ読売(東京音頭)』を聞いていたら特にそう感じました。 とりあえず目標を見失ったようなカープですが、まだ5位は「安泰」であって「確定」ではありません! 現役引退の年が最下位だった野村謙二郎監督。 それを決して屈辱と思わないわけではないでしょう。 あの頃勝てなかった分までとりあえず(今からでは大分遅すぎますが)勝とう! 来年の今頃、(私の願望で)タイガースやスワローズと優勝争いをしているかもしれないカープ。 その時、競り負けない気持ちは今年のこういうチョッとダラけた状況の中で最後まで野球がやれるかどうか、そんなことで培われるのではないか、そんな気がします。 引退した将棋棋士の米長邦雄永世棋聖はこんなことを言っています。 「自分は勝っても得るものが無い、そんな状況で全力を尽くし、相手を倒すこと。これが次の自身のチャンスにつながる。」 勝っても順位が変わるわけではない、それは重々承知していますが、それでも最後まで「優勝が掛かった試合」のような頑張りを見せて欲しいものです。 今年のカープの観戦では、1番楽しい応援席でしたが、試合の内容は1番切ないものでした。 野球観戦後にはいつもはどこかで食事をして帰るのですが、何かそうする気にもなれず球場を後にしました。 次回はもっと晴れやかな気持ちで球場を後にしたいものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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