|
テーマ:AKB48グループ(986)
芹那が上手より入場してくる。
芹那:「どうも遅れました~♪」 近藤:「あ、芹那君!」 藤社、穐田:「係長!」 芹那:「所長、おはようございます。あ、キャプテン、専務、常務、いらっしゃっていたんですか。」 野呂:「おはよう。随分遅いみたいだけど、何やっていたのかしら?」 芹那:「ハイ、実は出勤前に営業をしてきました。」 近藤:「ああ、そうだったね!さっきそう連絡があったね。それで、首尾はどうだったのかね?」 芹那:「ハイ、チケット20枚買ってもらいました~♪」 芹那以外の出演者全員一斉に歓声。 近藤:「それは素晴しい!ところで、一体どこの誰に買っていただいたのかね?」 芹那:「ハイ、幼稚園児の皆さんに買ってもらいました。」 近藤、藤社、穐田、野呂、津田、駒谷:「幼稚園児ィ~!」 近藤:「エ、あの大人を対象とした女性アイドルユニットのSexy Dream Nymph48、略してSDN48のチケットを幼稚園児に!?」 芹那:「ハイ、そうです。」 野呂:「一体どうやったの?」 芹那:「ハイ、こんな感じです♪」 舞台中央を前後に仕切っている幕が開く。 以下、舞台奥での進行は回想シーンと言う設定。 舞台奥中央に幼稚園児Aと母親Aがいる。 舞台奥上手より幼稚園児Bと母親B入場。 舞台奥下手より幼稚園児Cと母親C入場。 幼稚園児A:「せあらちゃん、おはよう~♪」 幼稚園児B:「花ちゃん、おはよう~♪」 幼稚園児C:「ゆいちゃん、おはよう~♪」 母親A、B、C互いにに挨拶する。 母親A:「おはようございます。」 母親B:「おはようございます。」 母親C:「おはようございます。」 園児A、B、C3人で仲良く談笑。 母親A、B、C3人で仲良く談笑。 芹那舞台前方より後方へ移動。 芹那、上手より幼稚園児と母親の集団に近寄る。 芹那:「みなさん、、おはようございます。」 母親A、B、C:「おはようございます…。」 芹那:「可愛いお子さん達ですね。」 母親A:「はい。やんちゃで困っています。」 母親B:「ウチも。」 母親C:「ウチも。あの、ところで何か御用ですか?」 芹那:「あ、申し遅れました。私、SDN商事の芹那と申します。」 芹那、母親3名に名刺を渡す。 芹那:「あの、お忙しい中申し訳ありませんが、チョッとお子さん達とお話させていただけませんか?」 母親A:「…はい、どうぞ。」 芹那:「ねえねえ君たち、おはよう~♪ 園児A、B、C:「おはよう~♪」 芹那:「ねえねえ君たち、お歌好き?」 園児A、B、C:「ウン、大好き~♪」 芹那:「どんなお歌すきなの?」 園児A、B、C:「ウン、こんなの~♪」 『ガンバリーナ』が冒頭から少し流れる。 舞台上の全員で踊る。 芹那:「(拍手)わ~上手上手ぅ~♪ ねえ、ところでさあ、今度Sexy Dream Nymph48、略してSDN48って言うグループのコンサートがあるんだけど、良かったら見にこない?」 園児A、B、C:「へェ~。」 芹那、園児3名と母親3名に宣伝パンフを渡す。 芹那:「SDN48にはネ、とってもお歌の上手なお姉さんがいるンだよ♪」 芹那指を鳴らす。 舞台の1番奥が開き、中には礼子お姉さん、裕美お姉さん、ちゃきお姉さんがいる。 芹那:「それでは、ミュージックすた~とォ♪」 礼子お姉さん、裕美お姉さん、ちゃきお姉さん:「♪愛されるために 私は生まれて ♪隣で眠っている・・・」 3人のお姉さん『愛されるために』をアカペラで歌う。 歌い終わると幕閉まる。 園児A、B、C:「(拍手)わァ~♪上手上手ぅ~♪」 母親B:「素敵な歌声ですね。」 芹那:「あとネ、SDN48にはネ、とっても綺麗なお姉さんがたくさんいるンだよ♪」 母親C:「どんな方がいらっしゃるのかしら?」 芹那:「例えばこんな人♪」 芹那指を鳴らす。 舞台の1番奥が開き、中から野呂佳代の大きな写真が出てくる。 芹那:「まずは、佳代お姉さ~ん!」 園児A、B、C:「(拍手)わァ~♪素敵~♪」 母親A:「あら、素敵な方ね。」 芹那:「佳代お姉さんはネ、野呂佳代ってお名前なんだよ♪」 園児A:「へェ~。じゃあ、このお姉さんは『ノンティー』って呼ぼう♪」 芹那、園児A、B、C、母親A、B、C:「賛成~♪(手を上げる)」 近藤、藤社、穐田、野呂、津田、駒谷も手を上げる。 KONANはぬいぐるみで遊んでいる。 母親B:「他にはどんな方が?」 芹那:「じゃあ、次は麻莉奈お姉さ~ん♪」 芹那指を鳴らす。 舞台の1番奥が開き、中から津田麻莉奈の大きな写真が出てくる。 園児A、B、C:「(拍手)わァ~、この人も素敵~♪」 母親C:「あら、綺麗な方。」 芹那:「麻莉奈お姉さんはネ、阪神タイガースが大好きなんだよ♪」 園児B:「へェ~。じゃあ、このお姉さんは『マートン』って呼ぼう♪」 津田、園児B:「賛成~♪(手を上げる)」 津田、園児B、KONAN以外の全員がズっこける。 KONANはぬいぐるみで遊んでいる。 藤社がそれに気付き、ちゃんと係長の話聞かなアカンと注意。 芹那:「『まりなる』の方が良いような気がするけど、マ、良いか(^^;;)。。。」 母親A:「このお二方だけなんですか?他にはどんな方が?」 芹那:「まだまだいますよ。次は、仁美お姉さ~ん♪」 芹那指を鳴らす。 舞台の1番奥が開き、中から駒谷仁美の大きな写真が出てくる。 園児A、B、C:「(拍手)わァ~、この人が1番素敵~♪」 芹那:「仁美お姉さんはネ、お酒が良く似合う大人のムードいっぱいのお姉さんなんだよ♪」 園児C:「へェ~。でも、なんだか酒癖が悪そうなお姉さんだね♪」 駒谷:「何よ!このガキぃ~ヽ(`д´)ノ!」 KONAN、藤社、穐田ズっこける。 近藤、野呂、津田、「抑えて。抑えて。」と言う感じで駒谷をなだめる。 芹那、園児A、B、母親A、B、C「シー!」とか「言っちゃダメ!」と言う感じで園児Cに接する。 園児C、「あ、しまった!」と言う感じで口を覆う。 芹那、母親3人、園児3人やや間を置いて再び商談。 母親B:「・・・あら、もうこんな時間!」 母親C:「あら、本当!」 芹那:「どうかされたんですか?」 母親A:「実は私達、韓流ドラマにハマってまして。最近韓国語(ハングル)の勉強も始めたんです。」 母親B:「ドラマが始まる時間なんです。」 芹那:「韓国語(ハングル)の勉強ですか!?それなら、SDN48のコンサートでもできますよ♪」 母親A、B、C:「ええ!」 芹那:「実は、コンサートではこんなコーナーがあります♪」 芹那指を鳴らす。 舞台の1番奥が開き、中からシヨンが登場。 シヨン:「ヨロブゥン アンニョンハセヨ~。 チェガ カンサエ しよんインミダァ。 オヌルド カチ ハングゴ コンブルル ハプシダ」 母親C:「なんて言っているんですか?」 芹那:「『皆さん、こんにちわ。講師のシヨンです。今日も一緒にハングルを勉強しましょう。』って言っています。」 母親A:「まあ!歌やダンスを見ながら外国語の勉強までできるなんて!」 芹那:「実に素晴しいでしょ♪」 園児A、B、Cそれぞれの母親におねだりする。 園児A、B、C「ねえママ、これ行きた~い♪行きた~い♪行きた~い♪」 母親B:「でも、チケットいくらなのかしら・・・。」 芹那:「はい、1人この金額なんですが(母親達に電卓を見せる)。でも、もし10人以上でしたら団体割引でこれくらいで(数字を打ち直し、また母親達に見せる)。」 母親C:「あら!それでしたら何とかなるかも・・・。」 母親A:「そうだわ、岡田さんとか美濃さんも誘ってみようかしら!」 母親B:「そうね!あとしょうへいさんのところも誘ってみましょうよ♪」 芹那、園児A、B、C「賛成~♪(手を上げる)」 母親C:「じゃあ、もし良かったら幼稚園まで一緒にどうぞ。多分、今言った方たちいらっしゃると思いますから。」 芹那:「ありがとうございます。」 園児3人、母親3人上手に退場。 シヨン下手に退場。 芹那は舞台手前に戻ってくる。 幕が閉まる。 芹那:「・・・こんな感じです♪」 近藤、藤社、穐田、KONAN、野呂、津田、駒谷拍手する。 野呂:「いや!素晴しいヽ( ゜∀゜)ノ♪大人のグループのコンサートチケットを子供に買ってもらう、斬新なアイデアだ!」 芹那:「ありがとうございます。子供なら一緒に親御さんの分も売れると思いまして、チャレンジしてみました。」 津田:「いや~たいしたもんだね。しかもなかなか良いお子さんやお母さんに買ってもらったようだね。」 駒谷:「チョッと変な子もいたみたいだけどね。」 野呂:「所長、ここの所員なかなかやるわね。」 近藤:「ありがとうございますヽ(T▽T)ノ♪日頃一生懸命指導してきた甲斐がありました。」 KONAN:「なんで上手くいったんやろ?」 近藤:「エっ?」 KONAN:「いや、実は昨日、係長から今の作戦教えてもらいまして、自分今朝来る前に幼稚園に行ってやってみたんです。せやけど、アカンかったもんで…。」 藤社:「どんなん、やったんや?」 KONAN:「こんな風に・・・。」 (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.03.30 21:36:28
コメント(0) | コメントを書く
[創作戯曲:『こちらSDN商事第48営業所』] カテゴリの最新記事
|