カテゴリ:本
精神科医である香山リカさんの本です。
この本を読んで印象に残った内容は、この数年自分をアピールする人が 増えて、就職活動においても、自己PRや資格など自慢できるものを誇示 して志望会社に自分を売り込みする時代になったと書かれていたことでした。 もはや、当たり前の現象になっていますが、かつての日本は、コネで就職を して、終身雇用でそれなりの仕事生活を終えることが出来ました。 バブルが弾けて、構造改革が進み、各企業は成果主義を導入し、人よりも 勝るものを求めて、自分を高め、それに追いついて行けない人達が増加して、 うつ病など精神的なダメージを被ることになってしまったわけです。 このような状態が良い世の中なのでしょうか? まさに今、就職氷河期になり、就職活動をする学生もひとつでも人よりも 有利な資格を目指そうと、資格取得に励んだりしています。 努力して自分を高めていく生き方も確かに素晴らしいかもしれないですが、 一番になる、栄冠を手にする人は一部の人だけなのです。 それを叶えられないことがわかった時に、自分はダメだと思い込み、自信を 無くしてしまう人が増える世の中に、警鐘を鳴らしているような本の内容に なっています。 努力して頑張っても、目標に届かない場合もあるけど、それでも頑張ってきた 自分を肯定していく。 ○○じゃなきゃダメという、しがみつく生き方だけがすべてでは無いことを 教えてくれます。 しがみつかない生き方 【起床時刻】6時25分 【語学】ラジオ英語5分間トレーニング ラジオアンコールまいにち中国語 【今日の歩数】歩数計不具合 12000歩程度 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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