カテゴリ:本
五木寛之さんの「親鸞」を年末年始を通して読みました。
五木さんは、50歳の時に京都の龍谷大学で仏教を学び、後に 古寺巡礼などの本を出しているので、この「親鸞」についても その延長線で執筆をしたのではないかと思います。 親鸞は、幼少時代に民家より寺に出されて、比叡山延暦寺で一生懸命に 修行に励みましたが、自分の限界を感じて、下山をし、聖徳太子が建立した 六角堂という寺に百日参籠を行いました。 その後、法然と出会い、専修念仏の教えに触れ、入門を決意しました。 念仏を第一に、人々を分け隔てなく扱うことで、多くの人に敬愛されました。 最初読み始めた頃は、仏教のことが出てきて難しく感じました。 読んでいるうちに、まるで自分がその時代に生きているような感じに させてくれたのは、まさに五木さんの力です。 修行での自分との葛藤、本質を見極めようとする洞察力、多くの人との出会い。 親鸞は、いろいろな人に恵まれたと思います。そして、庶民の立場で物事を 見るようにしていました。 どんな人でも念仏することが大切であるとして、人を差別しませんでした。 誰にでも語りかけ、相手の言うことを聞いて、自分に何が出来るかを模索 しながら生きていたように思います。 久しぶりに良い本にめぐり合えた気がしました。 【送料無料】親鸞(上) 【送料無料】親鸞(下) 【起床時刻】6時40分 【語学】ラジオ英語5分間トレーニング ラジオ英会話 ラジオ実践ビジネス英語(聞き流し) ラジオアンコールまいにち中国語 【今日の歩数】16199歩 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.01.14 07:05:17
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