ナニワの子6
静脈瘤発症からはもうそれほど重量を担ぐことはなくなったが、それでもスクワットとデッドリフトは100kgまでは担ぐ。 日拳はすでに引退しており、ボクシングもブランクがある。 静脈瘤が小康状態になって、2年ぶりに競技復帰。 古巣の大新道場へ戻ることになる。 その後、モンゴルでレスリングクラブの練習を見学したことにより、レスリング復帰熱が高まり、以前通っていた茨木市レスリングクラブへ復帰。 ボディビルは相変わらず継続していたが、目的は体力と体重の維持。 あとは、ナニワジムでのエクササイズが習慣化しているので、やめると不安になるというレベルにまで至っている。 恩師、伊集院先生が脳梗塞で倒れられ、お体が不自由になられたが、それでも先生は相変わらずジムに出勤されていた。 そして。 天寿を全うされ、通夜に臨席したとき、おれは涙を流した。 その後自身の父が亡くなった時ですら、涙は流さなかったのに・・・