昇格試験
大阪愚庁では主査級に昇格するため、試験を受けなオカン。 出世したい人はもちろん頑張ってくれたらいいし、応援はしないが邪魔するつもりもない。 また、決して批判するわけではないが。 社会人採用で試験対象年齢であれば、大阪愚庁での勤務経験が1年でも受験することができ、合格すれば主査に昇格する。 しかしながら、元々住民相手にドンパチやっているセクションを経験しているならまだしも、中途採用されてから一度も住民対応をすることなく、すぐに昇格となれば、仮に次年度に配属される先でドえらい住民対応をしなければならないセクションに当てはめられたら、相当大変やと思う。 要は、住民に鍛えられることなく昇格しても、責任を負わされるだけで、配属されたセクションを生き延びていかなければならないということ。 平社員ではじめて住民の洗礼を受ける、となれば、これは必要な儀式だ。このようにして、地方公務員は育っていくもの。 だから、うちの係で合格した若い同僚、らい年以降住民対応の業務から外れてくれたらいいのに、と思う。 半面、いわゆるエリート層、内部管理のみの仕事ばかりで住民対応を経験しない公務員には、現場が見えないから、血の通った行政を求めるには相当な困難がある。 そう思うと、次の配属先は住民対応の厳しい部署であるほうが、最初はしんどいが先を考えると鍛えられていいのかもしれない。 だが。 反対意見の繰り返しになるが、住民対応の厳しいセクションを生き延びれば、人事は「こいつは汚れの仕事ができる」という評価となり、将来にわたって汚れの仕事ばかりをあてがわれることになる。 大阪愚庁の人事は人を育てない。 合格した同僚には申し訳ないが、おれは「可哀そうに」「気の毒に」としか、思えない。