偏差値30から75へ
最近、「ビリギャル」という、学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて、難関大学に合格したという女性の本がベストセラーになり、映画化も決まり話題になっています。 私の経験からすれば、このような事は特別珍しいことではありません。 過去に私は偏差値30の女子高生を75までに上げて上智大学に合格させたことがあります。 彼女は中学2年生の頃から不登校でした。中高一貫の進学校でしたのでほぼビリのまま高校に進学しましたが、高校に上がっても当然ビリのままでした。 高校に進学してからは周りの冷たい視線に耐えられず、高校2年生に上がる前に、一念発起して私のブログを読んでいたお母様の勧めで自らメールを送ってきました。 指導を始めると彼女の実力は中学1年レベルであることが解ったので中学の復習から始めなければなりませんでした。しかし、中学の英語も数学もまったく白紙状態だったのが幸いでした。知らないことばかりでしたの教えれば教えるだけ吸収してくれたからです。そして、自分が何も分かっていないことを自覚していたので素直な態度で勉学に臨んでくれました。 2年生の夏まではそのまま進学校に在籍していましたが、課題も多く、授業時間も長いのでなかなか思うように指導が捗りませんでした。 それで思い切ってそれ程偏差値の高くない高校に編入することにしました。 そのためには編入試験に通らなければなりません。夏休みの間に高校2年生までの実力を身につけてもらうことになりました。 それから徹底的な指導が始まりました。