去年の夏の話だが、私の勤める運送会社に荷受先の工場から電話がかかった
「おたくんとこのドライバーが、うちの構内で煮炊きしてる
やめさせてくれ」
会社の配車担当が慌ててそいつの携帯に電話すると、ドライバーわ北関東の飲料系工場の構内のすみっこで、カセット式ガスコンロでインスタントラーメンを作っていたのだ
「腹減ったんやもぉぉぉぉん(←関西出身)」
こういう工場わ、うちもそうなのだが、たいてい郊外にドカンと建っていて、最後のコンビニを逃がすと、もう緑豊かな自然しかない
しかし、「順番待ち」で、いつ呼ばれるかわからないので、ただっぴろい構内(トラック待機所)でボーッとひたすら待ってなくてわならないのだ
「初めて行くとこぢゃないんだから、ちゃんとコンビニ寄っておけっ(配車担当)」
「だってトイレ行きたくなかったんやもぉぉぉん(どういう理屈)」
そういうわけで我が会社でわ
「近所のコンビニでしっこと食料わ調達しておくように」
とのおふれが後にまわる(笑)
そしてこの前、うちの会社のそばにあるトラック待機所(ただの野っぱら)で
「飯盒炊爨(←この字でエエのか?)してるヤツがいるっ!!」
と騒然となる(笑)
どこぞのうちに入ってきたドライバーが順番待ちしているのだろう
「どうする??注意する??」
「こんななんもないとこで待たせているんだもん・・」
「でもここでほっとくと、そのうちみんなでバーベキューとかするようになるかもっ」
「夏わ裏の山に入って竹を切って流しそうめんしてるかもよ(笑)」
「ハッハッハッ」
「花見とかもするかもしれん ハッハッ」
「そのへん野グソだらけになるやんかっ!!!」
「(煮炊き、野グソ禁止)の立て札たてようか」
「それより今、あいつ(飯盒炊爨野郎)をなんとかせいっ!!!」
というわけで、代表者がことわりに立ち向かう
「腹減ったんやもん、ゆーてました」
「コンビニの地図わたしとけっ」
・・・・・・・なんで「炊きたての米のメシ」にこだわったのか
それが私わ聞きたかった(笑)