んでさあそのスナック、今はもう閉店してる。だから言うけど乙女(処女)と言う意味のスペイン語であった。暗くてね。デコラティブでね。紫煙の、と書けばカッコいいけど要するにタバコ臭くってさ。郊外のスナックなんて、そんなもんさ。カラオケだってCDだったし。ママと知り合いと書いたが、地元の商工会の集まりで婦人部と言うのがあって、緩やかなその団体で、一緒にバス旅行などをした。と言うほどの知り合いでね。婦人服の商いには、オイラだってそういう付き合いから始めないと全く、右も左もワカラン。と言う事情もあって・・。この婦人部のメンバーが、会食の後スナックに立ち寄ったりする事があるとすれば、彼女の店とか。そういう感じで。最初は、これさあ、どう思う?から、始まった。 これさあ、と、見せてもらったのが、化粧品。 オイラは当時、ちふれとか、ソフィーナとか、安近常をモットーに 肌につけるものには至極ささやかな地味なものばかしを 選んでいて、はっきり言うと関心が無い。ってノリ。 何も関心が無いのは良いと思うものなど全く無いと言ってよかった。 水のようで、まるっきり水ではない。アルコールなどが入って スキッとしても、それがどうしたのさ!てな、感覚だった。 だから、この時もまたぞろ誰かが変わった化粧品を 高く売りつけようとスナックのママに押し付けたのかな? とか、思った。まあ、お付き合いで、 どう思う?と言われたので・・ やおら、そのボトルの液体を一滴手のひらに・・・ 何が起こったか! これはこれは! おもろい。 ぬるっとしてて、すきっとしないが、香りも無い。 でも、やさしい。 いくらでも伸びる。 おもろい。 へえー、こんな化粧水があるんや。。と、発言したこと、 今でも覚えてる。 薄暗いスナックのカウンターで、 それと、初めて出会った。 次にオイラ、何を言ったか? これ、ウチで売れないかな? ・・・つづく・・・ ジャンル別一覧
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