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大安場古墳
真夏日になった昨日、今年4月4日オープンした大安場古墳公園を見てきました。 福島県の指定重要文化財・大安場古墳(おおやすばこふん)は、今から1600年前古墳時代前期に造られた東北地方最大級の前方後方墳で全長83メートルで、東北地方最大の古墳であり2000年9月国指定の史跡として認可されました。 今まで郡山市周辺に大型古墳はなかったというのが定説でしたが、大安場古墳の発見は意義のあるものです。 大安場古墳には大型の木棺が納められていて、中から腕輪形石製品の「石釧(いしくろ)」や大刀、剣、農耕具などの副葬品が出土しました。 中でも、淡いエメラルド色をした緑色凝灰岩製盤の石釧は東北地方では極めて珍しい出土品です。大和朝廷から古墳の主に贈られたもの(?)と考えられています。 大安場古墳は標高約250メートルの丘陵を生かして造られており、西側には阿武隈川や郡山市街地を一望できます。 この古墳の主はこの阿武隈川流域を治めていた有力豪族だったのだろうと考えられますがそれを証明するようなものが残っていないとは何ともミステリアスな話です。 復元された古墳の頂上に立ち、古代ロマンに夢が膨らみます。 復元された「大安場史跡公園1号墳」 出土した埋葬品 ◆ ・大安場古墳 ガイダンス施設 大安場史跡公園 場 所:福島県郡山市田村町大善寺字大安場 開 館 日:月曜日 入 館 料:無料 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.05.11 07:20:49
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