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アナログ調査人のつぶやき

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2024年01月28日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
前回ブログ更新後、泉北の鉄道ファンさんから更に情報を頂けた。やはり近鉄は急ピッチでトイレ改修を進めている様で、ネット情報を見るとけいはんな線の第一期開業区間全駅でトイレ改修を行っているとの事なので、年度末にはあちこちでトイレ改修工事完了の確認や報告が相次ぐだろう。結構残っていた昭和の香りの残るトイレも、汲取式トイレ同様に消滅へのカウントダウンが始まったという事である。

南海にしても、もう少しすれば来年度のトイレ改修工事対象駅が発表されるはずで、近鉄と同様に支線を中心にトイレそのものの整理(=トイレ撤去)も行われる可能性がある。高師浜線は既に両駅ともトイレ改修・移転が成される事が分かっており、加太線も改修規模の差はあれど一応全ての駅で手が入っているものの、多奈川線・汐見橋線・和歌山港線にはまだ未改修のトイレが残っている。

和歌山港線に関しては、和歌山港・和歌山市の2駅しか無い上に今でも和歌山港駅は徳島港へのアクセス駅としての役目がある事と、それでも乗降客数自体は1000人に満たない事を合わせて考えるとかつての汐見橋駅の様に、収容力ダウンと引き換えにトイレ改修と男女別化を実施すると思われる。改修工事中のトイレは、フェリー発着場の方のトイレを使う形にすれば仮設トイレ設置の必要は無い。

ただ、多奈川線は乗降客数減少が著しくて将来の展望が全く見えない事を考えると、多奈川駅は一応コミュニティバスの拠点でもあるのでトイレを残すとしても、深日港・深日町駅のトイレは状態の悪さからいっても撤去の公算が大である。代替も深日町駅は近隣にコンビニがあるし、深日港も役場が駅前にあるのでそのトイレを使えば済む。

汐見橋線も既に西天下茶屋・津守・木津川駅のトイレを封鎖しているが、トイレ改修工事を終えている汐見橋・岸里玉出駅を除くと残った駅は芦原町駅だけで、ここも利用者数が少ない事から封鎖してしまう可能性は高い、というより全線の所要時間が9分と短いので無くても構わないと言える。言い換えれば、所要時間3分の高師浜線のトイレを撤去しなかったのは、必要とする人が多い事を示している。

ただ、汐見橋線の場合は何度も乗っているから痛感するが駅舎の老朽化が著しく、一部の再塗装こそ実施しているものの草臥れ果てているのは隠しようもない。簡素な駅舎である津守・芦原町駅は最悪、名鉄みたいな駅集中管理システム導入対応の簡素な駅舎に建て替えても構わないのだが、西天下茶屋・木津川の両駅の駅舎は今や貴重なデザインのそれなので、安易に解体するわけにもいかない。

かといって、今のまま放置していては恐らく先日の北陸の大地震みたいな事に見舞われた時に耐えられないだろう。耐震補強をしている形跡も無く、乗降客数的にももう大規模な駅舎である必要性は薄いと言えるので、個人的には駅舎を残すべきと考えている方々に無償か薄価で譲渡の上で、移築した方が良いと思っている。特に木津川駅は駅名のままで川に近く、どうしても痛みが進み易いので急がないといけない。

その上で、汐見橋線の中間4駅はデザインこそ各駅で個性を持たせるにしても構造自体は共通化した、小規模な駅舎にした方が良い。券売機・精算機1基ずつと、改札機2基があれば設備的に十分なので必要な面積は最小限で済むし、これで特に西天下茶屋駅岸里玉出方面側についてはトイレ用地込みでバカに出来ない規模の土地を捻出出来る。街中なので、土地を売ればすぐに住宅地に化ける事だろう。

芦原町駅も、上下線別の駅舎を建て直せば構内踏切を廃止出来る。30分に1本しか電車が来ないので、踏切待ちで電車に乗れない事態になる事は余程の間の悪ささえ無ければ起きないし、今の駅構造でも状況は似たようなものなので上下ホームで改札を分離した方が動線を単純化出来る。これで、岸里玉出方面側については僅かながら土地の捻出が可能になる。

津守駅は、駅自体を少し南の商店街に面した踏切に接した所に移転すれば良い。若干西成高校から遠くなるが、所要時間にして1分延びるかどうか程度なので大勢に影響を与える程にはならない。少しだけ、駅の東側にあるパチンコ屋の駐車場用地を購入する必要があるが、駐車場がパンクしているのを見た事が無いので数台分程度なら削っても大丈夫だろう。これで、津守駅でも構内踏切を廃止出来る。

それと別に、汐見橋線の芦原町~汐見橋間でも若干の線路の移設を考えても良いと思っている。現状、微妙に線路がうねっていて速度制限を受ける程でも無いものの、必要以上に土地を使っている。これを、阪神高速の橋脚に沿うような線形にすれば滑らかになるし、線路の西側に意外と侮れない面積の土地を捻出出来る。それ位、現状は所有している土地に対して無駄のある使い方をしているのである。

赤字である汐見橋線を廃止する気が無いとしているのは、案外土地の面でまだ使いようがあるからと南海が考えているからなのかもしれない。実際はどうか分からないが…。





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最終更新日  2024年01月28日 12時23分26秒
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