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2023.08.06
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海藻類は栄養価の高いスーパーフードで、多くのアジア人の伝統的な食生活の一部となっている。単に昆布と呼ばれることもあるこの海藻の仲間は、肉眼で見ることができ(大型藻類)、陸上の植物と同じように光合成を行うことができる。

数多くの研究が、海藻類の摂取とさまざまな健康上の利点とを結びつけている。一般的に海藻は必須栄養素の宝庫であり、土の中で育つ植物に含まれるミネラルの10倍もの量を含んでいる。このため、海藻を定期的に摂取している人がミネラル不足に悩まされることはほとんどない。

海藻は海水から特定の物質を吸収し、濃縮するユニークな能力を持っていることが研究によって判明している。例えば、日本料理によく使われる、堅くて皮のような黒褐色の海藻である昆布には、周囲の海水の30,000倍のヨウ素が含まれていると報告されている。また、多くの種類の昆布には、30倍もの濃度のカリウムが含まれている。

ミネラル以外にも、海藻類には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維が豊富に含まれている。水溶性食物繊維は腸内の善玉菌のエサとなり、脂肪の吸収を抑え、血中コレステロールを低下させ、血糖値を安定させると言われている。一方、不溶性食物繊維は腸閉塞を防ぎ、規則正しい排便を促す。

海藻類に含まれるその他の健康サポート化合物には、多糖類、タンパク質、ポリフェノール、フィトステロール、多価不飽和脂肪酸(オメガ3系)、カロテノイドなどがある。中でも、海藻類に含まれるカロテノイド、特にキサントフィルであるフコキサンチンは、その有益な効果から研究者の関心を集めている。

抗酸化作用、抗炎症作用、抗肥満作用、抗糖尿病作用のほか、フコキサンチンには強力な抗がん作用があることが判明しており、がん治療のための有望な天然化合物となっている。(関連:ワカメに含まれる化合物に抗がん作用があることが判明)

フコキサンチンは、海藻類の葉緑体に含まれる主要なカロテノイドである。それ自体が強力な抗酸化物質でありフリーラジカルスカベンジャーであるが、フコキサンチンは抗酸化酵素の活性も高めることができる。動物実験では、フコキサンチンは炎症性化学物質の発現を抑えることで炎症を抑制することが示されている。

フコキサンチンのようなカロテノイドは、食物脂肪と同じように腸で吸収される。摂取されると、フコキサンチンは消化酵素によってフコキサンチノールに分解される。細胞培養試験において、フコキサンチンとフコキサンチノールの両方が前立腺癌と結腸直腸癌細胞の増殖を阻害する能力を示しており、フコキサンチノールは低濃度でその前駆体よりもわずかに強力である。

海藻類に含まれるフコキサンチンには、がんを予防するだけでなく、体重や血糖値を減らす効果もある。研究によると、フコキサンチンの抗肥満作用は、脂肪燃焼を促進するタンパク質であるミトコンドリアUCP1のアップレギュレーションに関係している可能性がある。このような有益な作用から、研究者たちは、海藻類のフコキサンチンを肥満、糖尿病、メタボリックシンドロームの予防に利用できると考えている。(関連記事 :海藻がダイオキシンの体外排泄を促進することが判明: 研究結果)

海藻類は、健康的な食生活にプラスする栄養価の高い食品である。このスーパーフードを定期的に摂取することで、ミネラル不足から身を守れるだけでなく、ガンからも身を守ることができる。





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最終更新日  2023.08.06 23:18:01
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