浮 世

2006/05/04(木)18:50

米同時テロ:ムサウイ被告に終身刑

戦争(紛争・テロ)    (295)

米バージニア州アレクサンドリアの連邦地裁陪審は3日、2001年9月の中枢同時テロをめぐり米国内で唯一、共謀罪など6つの罪状で起訴されたモロッコ系フランス人、ザカリアス・ムサウイ被告(37)に終身刑の評決を下した。       ムサウィ被告は、米国で航空学校に通っていた際に逮捕され、米中枢同時テロ事件が発生した2001年9月11日には、獄中にいた。  被告は同時テロの約3週間前の同年8月に入管法違反容疑で逮捕され、犯行に直接加わっていなかった。検察側は、被告が拘束中に虚偽の供述をしなければ同時テロ発生を未然に防ぐことができたなどとして、死刑適用を強く主張していたが、陪審員12人のうち3人が「被告にはテロ計画に関して限られた知識しかなかった」と判断、死刑を見送った。  評決には12人全員の意見の一致が必要で、審議開始から7日目でようやく結論が出た。同地裁が4日、陪審の結論を正式な判決として被告に言い渡す。  被告は有罪を認め、逮捕されなければ、自らも飛行機を乗っ取りホワイトハウスに突っ込む計画だったなどと証言した。  米メディアによると、評決を聞いた後、ムサウイ被告は「米国よ、おまえは負けた。おれが勝った」と叫びながら退廷した。 ・06.05.04 米同時テロ:ムサウイ被告に終身刑の評決 連邦地裁陪審 ・06.05.04 米同時テロで唯一起訴されたムサウィ被告に終身刑 ●日本人建築家が設計担当 テロ跡地の高層ビル 米中枢同時テロで崩壊したニューヨークの世界貿易センタービル跡地に建設が予定されている高層ビルのうち1棟の設計を、日本人建築家の槙文彦氏が担当することが決まった。AP通信が3日伝えた。       旧世界貿易センタービルも日系人建築家ヤマサキ・ミノル氏が設計した。槙氏が担当するのは「タワー4」と呼ばれる高層ビルで、高さは400メートル近く。ビル群で最も高くなる「フリーダムタワー(自由の塔)」の約540メートルには及ばないものの、ビル群の中でも中心的存在の1つとなる。着工は来年の予定で、2012年完成の見通し。  槙氏は、老朽化のため新ビル建設計画が進められている国連本部の設計も担当しており、ニューヨークを代表する2つのビルを手掛けることになる。 ・06.05.04 日本人建築家が設計担当 テロ跡地の高層ビル ・06.05.04 米中枢同時テロ:NY跡地の高層ビル 日本人建築家が設計 ・06.05.04 米同時テロのムサウイ被告に終身刑・連邦地裁、死刑見送る 未来に向かって、しっかりとしたテロ対策と過去を乗り越える復興が大切です       戦争・テロ・紛争 ニュース

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