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ユーホタイゼン~バックパッキング的なアウトドアの楽しみ~

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2014.05.28
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 翌朝、宿泊地点から空沼岳山頂までは僅かな距離なので、早立ちして山頂でご来光でも・・・と目論んでいたがもたもたとテント撤収している最中に早くも「どよ~ん」と日が登ってきてしまった。日の出の時刻も随分と早くなったな、と実感。荷物をまとめて5時30分に行動開始。札幌岳との分岐にバックパックをデポして、まずは空沼岳山頂へとカラミで登る。天気は薄曇りといった感じだが、視界はそう悪くはない。山頂からぐるっと周囲を見渡すと、西から恵庭岳、漁岳、尻別岳に羊蹄山・・・東に目を転じると無意根山と余市岳の双子の様な白い山容を背景にしてこれから向かう札幌岳の姿が望まれる。

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 ひとしきり山頂からの景色を満喫した後、分岐まで引き返し縦走路に入る。分岐からしばらくは明瞭な稜線上を歩くのでルートファインディングに特段難しさはない。右手に昨日強風に見舞われた真簾沼の原野を見下ろしながら歩く、といった感じだ。ヒョウタン沼を超えた辺りから地形が少しややこしくなってくるのでスマホのアプリ「山旅ロガー」を頼りに歩を進める。僕の場合何の目印もない平坦な地形を歩いているとどうしても渓側にルートがそれてしまう傾向があるため、実際の地形にある小ピークの位置とスマホGPSを確認しながら進むことで不安を解消している。このスマートフォンアプリはかなり使えるので最近よく活用しているが、機器自体のバッテリー問題さえクリアできれば、優秀なナビゲーションツールの一つだと考えている。

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 いくつかの小ピークを超え、札幌岳の姿がいよいよ間近に迫ってきた。頂上までは距離は短いものの急坂が控えているため、これまでバックパックに納めていた軽アイゼンをブーツに装着する。6本爪アイゼンとはいえ、あるとないとでは安心感がまるで違うのだ。豊滝コースとの合流地点あたりから傾斜が増し、頂上直下では両手を使わなければ登りきれない程だが、登りきるとあっけなく山頂である。山頂部は平坦で強い風に煽られるようにピークに発つと、縦走路の向こうに先ほど頂に立っていた空沼岳の姿が確認できる。真逆に山の頂を眺めるのも縦走の面白さの一つだが、今回の様に小さな縦走であってもその醍醐味は変わらない。

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 札幌岳の山頂には先行の登山者が一人。今朝豊平峡の登山口から登ってきたとのこと。何となく山の話を交わし、その場は風が強くあまり長居もできずに僕が先に下山したが、このあとの道すがら追いつかれそのまま一緒に下山し札幌まで車で送ってもらうことになる。さて、札幌岳からの下山ルートであるが、自分のイメージとは異なり、かなり快適なコースであった。中腹にある冷水小屋まで、夏場なら陰険な(?)階段混じりの急な坂をひたすら下る、といった記憶に反して、緩んだ雪渓の中をサクサクと快調なペースで下れた。山頂から小屋までは30分足らずで到着。冷水小屋は相変わらず良い雰囲気の佇まいで煙突から薪ストーブの煙をたなびかせている。小屋からは下は沢沿いの緩やかな道をゆるゆると下るだけ。途中、リュウキンカの花をカメラにおさめようとしていたところ、先ほどの登山者Nさんに追いつかれたという訳だ。

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 僕が縦走中ということを察してありがたいことに車で札幌まで送ってくれるという。豊平峡温泉からバスで帰路に就く予定ではあったが、ご厚意に甘えることにした。途中、小金湯温泉に立ち寄り汗を流した後、札幌の平岸にあるラーメン屋で腹ごしらえをしてシメ。(Nさん、ありがとうございました!)予想だにしない展開に、より充実した良い山旅となった。(2014年5月5日:札幌岳分岐直下~札幌岳~豊平峡登山口/歩行距離14.2キロ)


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Last updated  2014.05.28 21:06:19
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