台風が来る前に @火打山
台風18号が日本列島に接近する中、予定を変更して登った火打山のレポです。敬老の日の3連休、本当は2泊3日で北アルプスを計画していましたが、台風の影響は避けられそうにないし、特に連休3日目は絶望的だったので、2日目の早い時間に下山し、交通機関の運休も考えて当日中に家に帰着するという計画にリスケしました。で、同じ新潟県内で比較的近距離の火打山登山へと相成った訳です。それに県内ならJRのおトクなきっぷ「えちごツーデイパス」が使えます。このフリー切符は2,500円でほぼ新潟県全域の普通列車が2日間乗り放題!なので、新潟県在住者(且つ、自家用車非保持者)にとってホントーに使えるヤツ!なのです。山行遠征に掛かる費用のほぼ全てが移動交通費(除く、ビールが買える山小屋がある山域)である自分にとってもありがたい。過去にも尾瀬とか越後三山方面とか、1泊2日で歩いた時に利用した記憶があります。 で、妙高連峰最高峰の火打山です。最寄の妙高高原駅からはバスで笹ヶ峰へ。バス停から笹ヶ峰登山口はすぐ近くなのでアクセスがとても良いんですね。そこから入山して途中の高谷池ヒュッテのテント場で1泊。翌日の朝にカラミで山頂を詰めたあと高谷池に戻り、テントを撤収して笹ヶ峰に戻るというお気軽プラン。1日目は台風の影響もなく良い天気でしたが、2日目はあいにくの雨。でも概ね小雨程度でしたし、しっとりとした池塘群の中を静かに歩くことができて満足感としては十分でした。山頂からの絶景は残念ながら「おあずけ」でしたが、晴れていればきっと北アルプスの良い展望台なんだろうな、と思えばまた訪れる際の良い口実になる(?)ってモンです。今回は天気の状況から火打山単体で登りましたが、妙高連峰はコンパクトにまとまった山塊なので、妙高山への縦走や焼山とセットで登ったりと、そんなに時間的猶予が無くても楽しめる、とっても良いフィールドだと思います。今回も年に一度の「火打参り」といった所でしたでしょうかね~! 以下、火打山でのスナップショットです。 立派な登山口です。 良く整備された道を1時間ほど進むとやがて黒沢に架かる橋を渡ります。 名称がイカツイ十二曲りはほとんどが階段で整備されているので、それほど苦もなく登ってこれました。 更に急坂を詰め富士見平からはフラットな登山道が続きます。景色が広がり、1日目の目的である、高谷ヒュッテも見えてきました。 このあたりからチラホラ紅葉した草木も。 ゆっくり歩いて4時間程でテント場に到着。思ったよりテン場には空きスペースがあり、パパっと設営を済ませ、あとはメシを食って寝るだけ。周囲には親子連れのテン泊者が多かったように思います。 翌朝。雨がパラついたり、上がったり。でも空は結構高いので、支度を済ませサブパックに最低限の荷物を詰めて山頂へ。少し歩いて高台に出ると高谷池と草紅葉の景色。 火打の山頂を眺めながら、パラダイス木道を進むと・・・ 天狗の庭です。水面に映る逆さ火打を狙いましたが、小雨に邪魔されてしまいました。 火打山の稜線に出て、振り返ると見えるはずの妙高山は雲の中。この頃から山全体がガスに覆われてきました。 山頂についた頃には結構な雨脚に。眺望もなし、です。 高谷池に戻ってテント撤収後下山開始。その頃には雨は上がっていました。来た道を戻るだけですから楽勝!です。 こちらは今回の新兵器、スント/アンビット2。GPS搭載のリストウォッチ。というか、リストウォッチの形をしたGPSと言った方が正しいかも。表示はあと292mで登山口をナビしています。つまり今年の火打参りもおしまい、ということですね。はい。 参加中です!