半分青いとまんぷく
朝の連続テレビ小説、現在まんぷくが放送されている。今年の春からは半分青いであった。私は大半を入院していたので見ていないが、だいたい想像できる。北川悦吏子と福田靖、私と同じ昭和37年生まれである。この二人に生き方の対極を見る。北川悦吏子は病人であるが、基本的には乗りでものごとを乗り切るタイプである。福田靖はじっくり行くタイプである。学生時代、私のまわりにはこの二つのタイプの人がいた。私は福田靖派である。どれだけ北川悦吏子派に傷つけられ、迷惑したことか。北川悦吏子派は大嫌いである。この二人の脚本は彼らの人生の集大成のような気がする。半分青いは軽く、まんぷくは重たい。しかしまんぷくは安藤さくらが自然体で演じることで明るさを増す。まんぷくは今のところ視聴率で半分青いに負けている。しかし後には超えるものと信じている。要領のいい人間がのさばる半分青いはおもしろくなかった。人生まんぷくのようにじっくり行きたいものである。