1985オメガのHP

午前仕事
午後、とある会合に出席。
中座して、長居競技場へ。
関西学生アメリカンフットボールプレーオフ　立命館大学対関西学院大学　長居競技場にて　1700試合開始。

今年の関西学生アメリカンフットボール、結構見に行くことが出来た。各試合の観戦日記は以下のとおり。

10月3日、関学対神戸　＠王子スタジアム
10月31日、関学対立命館　＠神戸ユニバ
11月14日、京都対関学　＠西京極

神戸ユニバの試合では、関学が立命から勝利して、優勝をほぼ手中におさめていた。しかしながら、西京極の試合で、今期不振の京都大学がすばらしい意地とパフォーマンスをみせて、全勝の関学から勝利した。これで、6勝1敗で関学と立命が同率優勝となった。今日の試合は、12月19日、関西と関東のアメフト東西王者決定戦、甲子園ボウルの出場校を決めるプレーオフであった。

5時10分前に球場近くまで来たので、腹もへっててケンタッキーに入ってセットを買った。しかし、この健太がとろくてとろくてまたされて、入場したときは試合開始数分後、入る直前大きなスタジアムが沸いている。やっベーなーと思って入ったら、関学が14点目をまさにいれるところだった。開始数分で2つのTDを決めていた。とほほ。
長居競技場。日本が誇る立派なスタジアムである。座席の半分くらいが巨大な屋根があり、今日みたいな雨でもぬれずに観戦できた。アメリカで、NFLとNCAAの試合を観戦したこともあるが、長居は全くひけをとってない。ここで試合が出来る選手も気合が入っていると思う。
バックスタンド上部の席に座り、競技場全体を眺めた。反対側は立命の応援。こちら側が関学の応援。結構な雨。
雨がライトで照らされている中、芝生が美しく映えていた。ケンタッキーのチキンサンド、コーラ、ポテトを食べ始めた。健太のフライドポテトは一本一本がしっかりしたサイズで、さらにうまい具合にあげたててで、一口口に含むと、まじでうまかった。アメリカの思い出がこみ上げた。少々入場がおくれたうらみもふきとんだ。前の週、万博で買ったフライドポテトは細いのをかりかりにあげすぎていてさらに覚めていて、まるでポテロング、いや罰ゲームみたいだった。
4分もたたずにふたつのTDで14-0からの観戦であったが、前半終了まぎわに立命の見事なタッチダウンパスが飛び出し、１４－７で前半終了。雨で滑るため、転倒や落球などのミスは仕方ない部分がある。前半最後の攻撃権の交代は立命ディフェンスのみごとなQBへのラッシュからであった。
ハーフタイムにトイレいって、熱燗を購入して今度はフィールドに近い席に移動。周囲は関学の学生が応援していた。ビールではちょっと寒いのではと思った。熱燗をのみながらのアメフト観戦は日本ならではですな。
後半、第３Q開始直後に、立命QB池野君からのすばらしいTDパスで、あっさり同点。これで試合がわからなくなった。その後、立命もQBが惜しいところでファンブルして得点のチャンスをのがし、関学も惜しいFGチャンスを逃していた。前後半終了。同点。延長戦、タイブレーク方式へ。
1度目の延長では、立命にミスがでて得点０、関学の絶好のチャンスで、またキックが外れた。
2度目の延長では、関学がTDで7点リードするも、立命の見事なTDの応酬で、３度目の延長へ。
立命はFGで3点リード。そして、41ヤードのFGを、関学キッカー小笠原君、距離が足りなかった。その瞬間、立命の選手がグラウンドで歓喜。しかし、両チームとも死力を尽くしたすばらしい試合を、寒い12月の雨の中で見せてくれた。日本の学生アメリカンフットボールのまさに最高峰の試合であった。