カテゴリ:ニュース報道問題
風評被害。今回の原発事故の影響について、そうでなくても風評被害と言われていることが多くある。
例えば日本の農作物が放射性物質に汚染されているという懸念から輸出先から拒否されている件。これを「風評被害」と伝えられているが違うと思う。 ではこれが何であるかと言うと「安全策」に他ならないと思う。 放射性物質が事故原発周辺の農作物に付着したのは明らか。未だに放射性物質は原発から漏れ続けている。この状況においてとりあえず日本からの農作物を遮断するのは当たり前の対応だと思う。 調査したから大丈夫ってほんと?どういう調査をしたの?何個調べたの?継続的に調査してるの?データに捏造はないんだろうね?検査報告書って信じられるもの?検査報告書がついていても受け取った農作物をそのまま流すわけにはいかないから再検査しなければならない、大変だ。「日本産」と表示して店頭においても誰も買わないから外食産業に回して処理するしかないので、処理しきれるかどうか。 他にも多々の不安がありそれなら受け取らないと考えるのは普通であろう。風評だけによる判断ではない。 「放射線の基準値を下回っているから問題ない」という説明を何度も聞く。しかし放射線の基準値は曖昧であり確実ではない。基準値以下であることはどうでもいいことで、原発事故により原発から未だに漏れ続け風に乗って流れている放射性物質があり、それによって放射線量が上がっている現状が問題なのだ。 日本人はこの見えない放射線に対しての恐れが少なすぎる。唯一の被爆国であり放射線慣れしているのか??本当に不思議だ。 いかにわずかであっても、わざわざ放射線を浴びることはない。念には念を入れてリスク回避すべきである。 だから、必要がなければ福島県および事故原発周辺の県(茨城、栃木、宮城、山形など)には近づかないほうがいい。立ち入らない範囲はもっと広げたほうがさらに安全であることは言うまでもない。 放射線が多めでも基準値を大きく下回っているから安全とする政府はマスコミは、安全風評を立てているわけであって犯罪的行為に感じる。この安全風評によって放射線が高めの地域に無用に立ち入る人がいるならば、その人こそ風評被害に遭っているのだ。 くれぐれも、ほんのわずかでも無用に放射線を浴びないようにされて下さい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.05.03 10:18:05
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