秀英予備校を損きり
まだ持ってたの?と言われそうな「秀英予備校」ですが、今週の月曜日の寄り付きで損切りしました。決算発表を受けての対応です。前期(07年3月期)決算はともかく、今期(08年3月期)の見通しが悪すぎる。経常利益ベースで5割を超える減益予想は許容範囲を超えます。しかし、塾業界でここまでの予想業績が下がるとは予想していなかった。決算発表を見たのが先週の土曜だったため、3営業日も対応が遅れてしまいました。まぁ、成長企業の評価の難しさを改めて感じてしまいましたね。増収、減益予想。ブランドを維持し、値下げをしてこなかった同社の営業戦略が変わったのだろうと私は判断しています。昨年の夏期講習の値下げを見て「まずいな」と思っていたのですが、対応を取らなかった自分ののんびり加減を反省中です。同社の株価が下がったお陰で、PBR水準は現在0.5倍台になっていますが、私はこの会社はとてもPBRでは買えません。資産の多くが固定資産と賃貸物件の保証金であり、余剰資産が殆どないのです。恐らく解散価値面では高い評価は無理ですので、私は同社のEPSと成長性を投資の指針としていました。で、今回の決算内容で保有理由が全てなくなってしまいました。トホホな感じですが、大損こいて撤退します。実は、最近IPOした同業の「秀文社」少し気になっていたのですが、先日下方修正を発表して急落してますね。この業界、不人気も良いとこです。はてさて、どうしましょうかね。損はしてますが、少しワクワクしてます。