カテゴリ:ベトナム投資情報
全国初の温泉水による高級魚トラフグの養殖に取り組んでいる「那珂川町里山温泉トラフグ研究会」(野口勝明代表)は、8月から
初の試験販売に乗り出す。最終試食会を来月開いた上で毎月100匹程度を同町内の温泉旅館や飲食店に出荷する。 来年度の本格販売に向け、5千匹の養殖体制の整備や全国的な取引先の開拓を進めている。 温泉トラフグは同町内の塩分を含んだ温泉水を利用することで、通常出荷まで1年半かかる海上養殖に比べ養殖期間を約半年短縮。 このため生産・流通量が減る夏場に、1キロで1000~1500円高値での販売が見込まれる。 養殖サイクルが3年間に3回と、海上養殖より1回増えることで経費も抑制でき、価格競争力が高まると期待される。 養殖の研究は2008年に開始。 1年目の試食会では、海上養殖とほぼ同じ評価を得たが、食べ慣れた参加者から身の軟らかさや水っぽさを指摘された。 2年目は町の旧武茂小校舎を借りて12トン水槽5基を設置。昨年6月から稚魚1250匹で実証養殖試験を進めてきた。 東京大大学院の金子豊二教授の協力で、「歯応えがあり、身もおいしくなる身の味上げ試験に成功した」(野口代表)という。 来月同町内で行う最終試食会を経て、1キロ近くまで育った計900匹(月100匹)の試験販売を始める。 来年度の本格販売に向けては今月、同校舎の隣にビニールハウスの養殖施設(12トン水槽4基)を増設し稚魚5千匹を調達。 新水槽に移し替えた。7月下旬には東京で開かれるジャパン・インターナショナル・シーフードショーに出展し、日本料理店やすし店 温泉旅館など全国の取引先を開拓する。 野口代表は「温泉トラフグをブランド化し、町の特産品として地域活性化につなげたい」としている。 販売開始に備えて株式会社「夢創造」を設立。1万匹、10トンを養殖するため、来年度は水槽を増やして加工施設を建設、取引先 はじめ一般家庭へのネット通販などにも対応する。 http://www.shimotsuke.co.jp/town/region/north/nakagawa/news/20100621/339850 ▽画像 http://www.shimotsuke.co.jp/town/region/north/nakagawa/news/20100621/339850/image/J201006180213.jpg お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.06.23 07:53:24
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