上昇気流に乗って

仕事をしていて大切なのは「マニュアル通り」とか「言われたとおりのことを完璧にする」事ではありません。

大切なのは「何が重要なのか」を自分で知る事です。

新しい仕事をする時はひとまずマニュアル通りにやってみる。
同時にその仕事の要点は何かを考えるようにする。

それは顧客相手でも同じです。

表向きの言葉に惑わされていてはいけません。
時にはとてもムカツクことを言われたとしても、そこで感情を優先してはいけません。

「こいつムカツク～、許せん！」
と思う一方でちゃんと
「この人は一体何を言いたいんだろう、何が欲しいのだろう」
と考える事が大切です。

要点を抑えれば多少自分の予想と外れても、思惑通りに進まなくてもいくらでも建て直しが利きます。

逆にそこを抑えておかないと自分の思惑から少し外れただけでも建て直しが利かなくなって、おろおろと右往左往する羽目になり、挙句の果て失策をしてしまいます。

もちろん要点だけどうにかできれば後はどうでもいい、という訳では在りません。

人とはそんなに単純ではありませんし、やはり情や心遣いがあればより物事はスムーズに行くものです。

しかし他が完璧でも要点を抑えていないと結局は意味が無いのです。

それではどんなに立派な豪華絢爛な神社仏閣を建てたとしても、そこに祭るべき神様や仏様がいなければただの立派に見える建物と言うだけで意味が無いのと同じです。

「何が要点なのか分からない」
と言う人はじっくりその仕事、その相手を観察しましょう。
必ず見えてくるものがあるハズです。

最初は上手くいかなくても、毎回そういう気持ちでいれば自然に何が要点なのかがわかるようになるものなのです。

明日は「自分のこと好きですか？62」の予定です。