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マルグリットの独り言

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2007.04.15
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 東京アートフェアに行ってきました。
有楽町の国際フォーラムに日本のあらゆるギャラリーを展示即売するこのイベント。
現在のアートシーンがこの会場に結集されたような感じです。
 こんな大きなイベントは昨年秋のGEISAI以来かしら。
馴染みが深いギャラリーもほとんど出展していて、ギャラリーでいつも見るよりそれはそれで新鮮な感じ。
有名ギャラリスト達も会場内でちらほら見かけ、某有名ギャラリストなどは会場内の別のブースでお買い物するシーンなども・・・。

 最近は大体ギャラリー巡りはもっぱらコンテンポラリーなどに偏っていましたが、今回新鮮だったのは西洋近代絵画です。
アートの世界で近現代というカテゴリーがありますが、近代と現代の境目は難しく、何故なら現代といっても時間の経過でそれはすぐに過去になってしまい、現時点生存し活躍している人のみを現代といっても良いでしょう。
 美術市場というのは他の業界に見られない特性があり、例えば物故者作品というのはもう作品数が増える事がなくなり数が限られてしまうので価格が上がります。
高値だとは知っていましたが、バスキアやウォーホルなどの作品も販売しており、バスキアは数千万、ウォーホルの有名なマリリンモンローを作品にしたものなどは版画でも数百万クラスでした。
 今回パンフレットを見た時から気になっていたのがキュビズムではない頃のピカソの絵。ピカソがあの技法にたどり着くまではかなりの年月を要したのですが、ピカソは子供の頃から大人も顔負けなくらい写実的な絵を描いていました。それもピカソが天才だと云われる所以でしょう。
 アートフェアに出品されていたのはピカソが18歳位に描いたパステルの絵。
売り物ではなく、今回のアートフェアの為に個人コレクターの方から借りてきた作品らしいですが、もし値段をつけるとしたら2~3千万円クラスだそうです。
 でもピカソにしては安いくらいで、その理由はまだ18歳くらいの作品であった事とパステルだった事(油彩がやはり一番高価らしいです)
ピカソは年代によって画風を著しく変えており、私はいわゆる難解なピカソの作風は好きでなく、それ以前の『青の時代』や『ローズの時代』と云われる時代の画風のものが好きです。
 今回の出展されていたピカソの絵は今までに見た事のない感じのものでかなり素敵で、この作品だったら欲しいな思えるものでした(さすがに高価すぎますが)

 次に見たギャラリーで良いなと思ったのがもともと大好きなマリーローランサンの作品。
同じ作家でも色彩やタッチなどで質にばらつきがあるのが普通ですが今回拝見させていただいたのはかなりの名品で美術館クラスの物とお見受けしました。
以前近代絵画なども扱っている会社で働いていたので大体の相場はわかりますが、価格をお聞きしたらなんと5000万円!
 ま~、もちろん現在では購入予定はありませんが、これは本当に人によって価値観も違うのでしょうが村上隆や奈良美智を購入するのであればマリーローランサンやピカソを欲しいと思いました。
 こういうのを目標に頑張ろうかしら!?
近代絵画などは最近は美術館で見る事が多く、美術品ビジネスに関わっていた私でさえ近代絵画を扱う画廊などには足を伸ばしていなかったので大変新鮮でした。
最近はギャラリーなどではコンテンポラリーばかり見ていたのですがやはり近代絵画の方が魅力があるなとも思いました。
 でも、近代絵画を扱っている上記2店の画商さん共、私がこういった作家の作品を購入出来るようには思われなかったと思いますが、それでも大変丁寧に接していただきました。
ピカソを扱っていた画廊などは東京の画商さんではないのに
「要望がありましたら日本全国参りますよ。」
と言ってくださいました。 
 ま~確かに何千万クラスの作品を売買するのですから、それもわかるといえばわかるのですが。
なんか値段の事ばかり書いてしまいましたが、今回のアートフェアでもそうですが高額絵画は値段がついていないのです。

それは銀座の昔ながらの画廊でもその様な傾向があり、ですので敷居が高いというかお馴染みのお客様しか入りにくいという現実を産んでいると思います。

でも、たとえその時購入出来なくてもやはり好きな絵画の相場感というのは知っておいたほうが良いと思うのです。

大学の卒論ではアートマーケットについて研究しましたが、この様に価格が不透明で閉鎖的な感じがあるのも日本の美術市場の特性の一つだと思っています。

でも、いろいろな面でコンテンポラリーの作家を扱うギャラリーより対応が丁寧できめ細やかな感じがしました。
 昔ながらの画廊の方がドライでなく一人一人のお客様を大切に扱っていて古き良き日本という感じがします。
 結局どちらも一長一短なのでしょうね。
会場内では友人とバッタリ会ったりといろいろな作品が楽しめて楽しい時間を過ごせました。
帰りは最近忙しくて胃が疲れ気味なので京野菜を使った和食屋さんでしっぽりとまたアート談義に華を咲かせました。





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Last updated  2007.04.16 23:44:28
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