天草木目石
上天草市大矢野町の江樋戸では、サンパール裏のリソイダイトの丘から砥石や装飾用の木目石が採石されていて、その木目石に着目し我が石材店も特別に原石を仕入れさせて頂いている。 このリソイダイト貫入岩は、流紋岩が貫入したときに、その熱水作用によって絹雲母・電気石・石英のなどが生成してできたもので、この木目の模様を見て木の化石ですかと聞かれることが多いようだが、これは岩石中の鉄分が酸化したために現れたもので、この模様を生かして建築石材として利用されたり、石英分の多い部分は良質な砥石として利用されているが、我が石材店では五年ほど前から三代目(息子)が、石灯りや小物彫刻に用い、2015年11月には第一回目の個展を開催し大盛況で、今年も11月に熊本県伝統工芸館で第二回の個展を開催します。今日切削した天草木目石 木目調は綺麗に出ているんだけど、相変わらずキズが多い石です。さてさて、今後この石がどんな作品に生まれ変わるかな