シニア雑感

昨日は田舎の墓参りに行ってきました。
いまでは年に数回しかお参りにいけませんが、以前はうれしかったこと、楽しかったこと、悩んでいるとき、折に触れて墓参りに行っていました。
パワースポットというより、報告に行くような気持ちで行っていました。

彼岸参りで草むしりしているときにいろいろなことを思い出しました。
小さいころからおばあちゃんに連れられて墓の掃除に行ったこと・・
大広間でお酒の会を催したこと・・
ある会の依頼を受けて本堂で生ビールを注いでいたら、和尚さんが来て
「1200年の歴史で本堂で商売したのはお前が初めてだ。頑張りなさいよ」と声とかけてくれたことその時は和尚さんも期限が良くなって尺八を吹いていたっけな・・
いろいろなことを思い出していました。

小さいころからお墓を中心に物事が回っていたのですね。
不思議なものでお彼岸参りで色々なことを思い出しながら、手を合わせて帰ってきました。

先祖の代、親の代、自分の代、子供の代がつながり・・・お寺と檀家がつながっていくのですね。

後継の和尚さんと一緒にスキーに行ったことがあります。
何かの機会でお寺に行ったときに明後日、スキーに行くのだと話したら
和尚さんが一緒に行こうと言い出したので予約していた民宿をキャンセルして
ペンションに泊まることにしました。
確か、グルマンハウスという名前でした。
その時和尚さんからグルメとグルマンの違いを教えてもらいました。
お前の後をついていくから思い切って滑ってごらんと言われて
上手く滑れたので悦に入っていると
今度は私の後をついてきてご覧・・・と言われたが、同じコースを滑ることができません。
ようやくたどり着いたら・・・自然自然と同じコースを滑ってうまくなったと錯覚するが、
斜面のごく一部しか滑っていないんだよ・・・と諭されたことがありました。

家を新築して、和尚さんに仏壇の魂入れをしてもらっているとき
「和尚さん、家には仏壇と神棚があるけどどっちを先に拝んだらよいの？」と失礼な質問をしたら
「開く」という字はどう書く？　と返されて、思わず、「失礼しました」と答えたこともありました。
「開く」の書き順は門を書いてから鳥居を書きます。
仏門と鳥居・・・だから、仏さんからか・・・と勝手に解釈して
奥が深いな・・・と思ったものでした。

まだ、母は健在です。しかし、私も含めていつかは墓に入らなければなりません。
繋いでいくためにお寺と檀家のつながりを大切にしなければ・・・と思いました。

さて、今日は三連休の中日です。
何をして過ごそうかな・・・と思案しています。


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